月曜日, 5月 16, 2022
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ダブルトップとダブルボトムのトレード方法

ダブルトップとダブルボトムは、トレンド転換を示唆するチャートパターンです。ここでは、ダブルトップとダブルボトムがトレーダーに何を伝えているのか、そしてそれらを使って取引をする方法を含めて説明します。

ダブルトップとダブルボトムとは

ダブルトップとトリプルトップ、ダブルボトムとトリプルボトムは以下のチャートパターンを指します。

  • サポート/レジスタンスレベルが試され、最初のトップまたはボトムを形成します。
  • 一旦リバウンドし、ネックラインを作ります。
  • 再度、サポートとレジスタンスのレベルにリバウンドしますが、今回はネックラインをブレイクします。
  • サポート/レジスタンスレベルの3回目の試しがある場合は、これをトリプルトップまたはボトムと呼びます。
  • これらはすべて反転パターンであり、現在のトレンドが反転することを示唆しています。
  • 決定的な違い:
    ダブルまたはトリプルトップ は上昇トレンドの終わりに発生する。
    ダブルまたはトリプルボトムは下降トレンドの終わりに発生する。

ダブルトップは、上昇トレンドの反転を示します。ダブルトップとは、上昇トレンド中に形成されるピークのことで、価格が強い抵抗帯にぶつかり、下に跳ね返り、このプロセスをもう一度繰り返してダブルトップを形成します。この抵抗帯は、長期的に確立された価格水準もしくはフィボナッチリトレースメント水準、長期の移動平均線など、他のシグナルの抵抗等によってトレンドのピークとして確認されます。このプロセスが3回繰り返されると、トリプルトップとなります。

これらの反転パターンのロジックは明確です。抵抗帯への2~3回の試しで突破できない場合は、上昇トレンドが終了している可能性が高いので、新しいファンダメンタルズ要因が飛んできて抵抗帯をブレークするまで、価格はその抵抗の下にとどまる可能性が高いのです。例えば、以下のようなことが考えられます。

  1. 取引通貨に対する強気または弱気等の市場心理の変化が起きた場合。例えば、世界的な経済指標の改善によるリスク選好の流れは、リスク通貨が安全通貨に対して買われる要素となり、AUDJPY、NZDCHF、EURUSD等はリスク選好度の改善により上昇する可能性があります。
  2. 安全通貨の方が相手通貨よりも金利上昇の可能性が高くなります。
  3. 安全通貨の方の経済指標(GDP、雇用、支出など)が相対的に改善される。

反転パターンのダブルトップリバーサル

一般的な反転パターンのダブルトップリバーサルは、強気から弱気へのトレンドの変化を、長期ではないにしても、少なくとも中期的に示唆します。多くの反転パターンのダブルトップリバーサルは、上昇途中に形成されますが、重要なサポートが破られるまでは、反転したと判断することはできません。判断材料として以下のキーポイントを見ていきましょう。

  1. 明確な上昇トレンド:反転パターンでは、反転する前に明確なトレンドがなければなりません。ダブルトップリバーサルの場合は、数ヶ月間の明確な上昇トレンドが存在する必要があります。
  2. 第1のピーク:明確な上昇トレンドの最高値を示します。この時点ではまだ上昇トレンドは継続しています(または問題になっていません)。
  3. ボトム:第1のピークの後、一般的には数百pipsの下落があります。最初のピークからの下落時の出来高はあまり重要ではありません。安値のチャートの形は時々丸みを帯びていたり、少し尖っていたりする事がありますが、これは買い需要の低下サインの可能性があります。
  4. 第2のピーク:安値からの上昇は、通常、少ない出来高で発生し、前回高値の抵抗を受けます。抵抗を受けた後も、ダブルトップリバーサルの確認はまだ必要です。ピークの期間は数週間から数ヶ月と様々で、通常は1~3ヶ月です。正確なピークを確認するのが望ましいとされていますが、通常は、前回高値から数十pips以内の高値をもう一度つける事が多くあります。
  5. 第2のピークからの下落:第2のピークからの下落時は、出来高の拡大や下落の加速を確認する必要があり、1つか2つのギャップダウンがあります。このような下落は、需要の力が供給よりも弱く、サポートを試す流れを示しています。
  6. サポートブレイク:サポートまで下落しても、ダブルトップリバーサルとトレンドの反転はまだ完了していません。前回安値と今回の最安値の間のサポートをブレイクすると、ダブルトップリバーサルが完成します。これも出来高の増加や下降が加速した場合に発生します。
  7. サポートがレジスタンスへ:ブレイクされたサポートは抵抗となり、リバウンドで上昇した際にこの抵抗レベルを試す事があります。このような試しは、ロングポジションを利確するか、ショートポジションをとる2度目のチャンスと捉える事ができます。
  8. プライスターゲット:ピークからサポートのブレイクポイントからまでの距離を、サポートブレイク値の下にずらして次の直近安値を推定することができます。この距離が長いほど、潜在的な下落幅が大きいこと示唆しています。

反転パターンのダブルトップリバーサルの形成は簡単に見えるかもしれませんが、敏腕トレーダーになる為には、騙しのダブルトップリバーサルかどうかを見極める適切な手順を踏む必要があります。まず、第1と第2のピークは約1ヶ月の間隔が空いていなければなりません。前回のピークが近すぎる場合は、需給状況の持続的な変化ではなく通常の抵抗を示しているに過ぎない可能性があります。ピークからの下落率は、FXでは最低でも3~5%、株式では10%になった場合は信頼できますが、小さな下落では、売り圧力が大幅に高まっていることを示していないと言えます。下落後は、需要の強さを示す手がかりとなる底値を分析します。底値から少し停滞して、なかなか値が戻らない場合は、需要が低くなっている可能性があります。需要が低くなっているかどうかの確認の目安として出来高が減少しているかどうかを確認してください。

ダブルトップリバーサルで最も重要なのは、飛びつき売りを避けることです。通常は出来高の拡大とともに、サポートをブレイクされるのを待ちます。有効なサポートブレイクと偽のサポートブレイクを区別するために、価格または時間のフィルターを適用することをおすすめします。例えば、サポートブレイク後の値を連続3日間停滞してからトレードする等です。しっかりとした理屈を元にサポートがブレイクされるまではダブルトップリバーサルが適用されず、トレンドは上昇したままとなります。

反転パターンのダブルボトムリバーサル

ダブルボトムリバーサルは、基本的には、中期的または長期的なトレンドの変化を示唆します。多くのダブルボトムリバーサルは、下降トレンドの間に形成されますが、キーとなる抵抗がブレイクされるまで、反転したと判断することはできません。判断材料として以下のキーポイントを見ていきましょう。

  1. 明確な下降トレンド:反転前に明確なトレンドがなければなりません。ダブルボトムリバーサルと判断するには、数ヶ月間の明確な下降トレンドが存在する必要があります。
  2. 第1のボトム:最初の底値は、下降トレンドの最安値を示します。最初のボトムをつけていても未だ下降トレンドはしっかりと維持されています。
  3. ピーク:第1のボトムをつけた後、通常3~5%、株式市場では10~20%の範囲で一旦、上昇します。この上昇時の出来高は通常、あまり重要ではありませんが、上昇した場合は需要の増加を示唆している可能性があります。再度、下落する事への躊躇からチャートの形が丸みを帯びたり、少し尖ったりすることがあります。この躊躇は、買いの需要が増加していることを示していますが、まだブレイクアウトできる十分な強さはありません。
  4. 第2のボトム:高値からの下落は、一般的に少ない出来高で発生し、前回安値のサポートを受けます。ただし、サポートが確立された後でもダブルボトムリバーサルが騙しでないかを確認する必要があります。底値の期間は、数週間から数ヶ月と様々ですが、通常は1~3ヶ月です。一般的には、FXで0.5%以内、株式で3%以内の範囲で動く底値が有効とされています。
  5. 第2のボトムからの上昇:ダブルボトムリバーサルには、ダブルトップ以上に出来高が重要です。第2の底値からの上昇中に出来高が増加し、買い圧力が加速しているという明確な証拠があるはずです。強い上昇は1つ2つのギャップアップを伴い、トレンドの変化を示しています。
  6. レジスタンスブレイク:レジスタンスまで上昇しても、ダブルトップとトレンドの反転は完了していません。前回高値のレジスタンスをブレイクすると、ダブルボトムリバーサルが完成します。これと同時に、出来高の増加と上昇も加速していきます。
  7. レジスタンスがサポートへ:ブレイクされたレジスタンスはサポートとなり、最初の戻しでこの新しいサポートレベルが試されることがあります。このような試しは、ショートポジションを決済したり、ロングポジションを開始したりするための2度目のチャンスと捉える事ができます。
  8. プライスターゲット:底値からレジスタンスのブレイクポイントまでの距離を、レジスタンスブレイク値の上にずらして次の直近高値を推定することができます。この距離が長いほど、潜在的な上昇幅が大きいことを示唆しています。

ダブルボトムリバーサルは、数日では形成されない中長期の反転パターンであることを覚えておきましょう。数週間での形成が可能であっても、最低でも4週間の安値の間隔があることが望ましいとされています。ボトムが形成されるまでは、トップよりも時間がかかることが多く、忍耐が必要となります。パターンが発生するまでの時間を十分待ち、その間に適切な手がかりを見つけてください。最初のボトムからの上昇は、FXでは3~5%、株式では10~20%とします。2つ目のボトムは、FXでは0.5%以内、株式では3%以内の安値を形成し、その後の上昇の出来高を増加させる準備期間となります。買い圧力の兆候を探すために、チャイキンマネーフローOBV『オン・バランス・ボリューム』AD『Accumulation/Distribution』、(MT4とMT5のボリュームインジケーターはこちら)などのボリュームインジケーターを使用することができます。ダブルトップと同様に、抵抗のブレイクアウトを待つことが最も重要です。前回高値がブレイクされるまでは、ダブルボトムが完成したとは言えません。

ダブルトップとダブルボトムのトレード方法

ダブルトップとダブルボトムのパターンを利用して取引するには2つの方法があります。しかし、その前に、相対力指数(RSI)パラボリックSARなどの他のテクニカル指標でシグナルを確認することが重要です。

FXでのダブルトップの例

弱気のダブルトップパターンに続く下降トレンドでトレードする方法

FXのダブルトップトレードの例として、下の価格チャートを見てみましょう。ご覧のように、最初のピーク前のトレンドは全体的に強気で、上昇している相場であることがわかります。しかし、この上昇の勢いは最初のピークで止まり、ネックラインまで後退しています。

このまま下に勢いが続いていたら、このパターンは無効になっていたでしょう。しかし、ネックラインで跳ね返し、強気のトレンドを再開しました。そして再びその勢いを失うまで、しばらくの間続きました。その後の下落は、ネックラインを突破し反転を意味しています。

このシナリオで利益を得るためには、2つの方法があります。

  1. ダブルトップが完全に確認できる前に、第2の高値でショートポジションを持つ。この場合、トレンドが再び強気になっている兆候を早い段階で見つけた場合、ショートポジションを損切りします。

トレーダーは、第2の高値をブレイクして市場が上昇を続けた場合に損失を被ることから身を守るために逆指値注文を使用することができます。FXマスタークラスでは、リスク管理についての詳細を学ぶことができます。

2. 価格がネックライン(2つのトップの間の最安値)を下回った場合は、反転が確認されたことになります。つまり、下のチャートのように、高値からネックラインまでの距離と同じくらいの距離で、さらに下落することが予想されるため、このエリアに売り指値注文を出してショートポジションを建てることになります。トリプルトップにも同じルールが適用されます。

FXダブルボトムの例

FXのダブルボトムトレードの例として、下の価格チャートを見てみましょう。ご覧のように、ダブルボトムパターンの前のトレンドは弱気で、この相場は下落していることを示しています。このパターンでは、下降の勢いが最初の安値で一旦止まり、ネックラインまで戻ってきています。

この時点で、もし勢いが上昇に推移していたら、パターンは無効になっていたでしょう。しかし、今回はネックラインで跳ね返され、全体的な下降トレンドを再開しました。その後、その勢いは最終的に止まり、第2の安値が形成されました。ここで、下落トレンドは反転し、ネックラインとしての抵抗のレベルをブレイクして上昇し始めました。

このシナリオで利益を得るためには、2つの方法があります。

  1. FXトレーダーは、第2の安値でロングポジションを取ろうとします。短期の上昇トレンドが反転する兆候が見られたらロングポジションを決済する可能性が高く、その時点で再び弱気になるでしょう。

ダブルトップパターンと同様に、トレーダーはダブルボトムパターンを取引する際に逆指値注文を使用することができます。また、一定の利益を「確保」するために、トレーダーはMT4MT5、および今日のほとんどのFXアプリで利用可能なトレーリング逆指値注文を使用することができます。

2.下のチャートでは、第一の底値をつけた後の高値でネックラインを形成しており、ここで買いの指値注文を出し、ダブルボトムからネックラインまでの距離の2倍のpipsを利確ターゲットとしてロングポジションを建てることにしています。実際には、FXマスタークラスで詳しく説明したリスク管理のルールに合致していれば、このトレードを検討することになります。ここでは、そのルールについて少し見ていきましょう。私たちは、このトレードをおすすめしています。

  • ネックラインから利益確定ターゲットまでの距離(pips)は、ネックラインから逆指値売りまでの距離の約3倍。
  • ランダムな値動きで大きな損失を被るのを避ける様、ネックラインの下に逆指値売りを置くだけの十分なサポートがあるかを確認する。

ダブルボトムは、ダブルトップと同様にトレンドの反転パターンです。強い下降トレンドの後にダブルボ%

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