木曜日, 12月 1, 2022
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南アフリカランド見通し【2021年9月最新版】

南アフリカランドは対米ドルで打撃を受けています。コメルツ銀行のエコノミストが指摘するように、米ドル/ZARペアは3月のピークである15.5716に急接近しており、その上には15.6645/15.6945の長期ピボットポイントがあります。

USD/ZARは主要な長期ピボットである15.6645/15.6945に接近中

USD/ZARの上昇は継続しており、3月のピークである15.5716が注目されています。さらに上には、2018年9月と2021年1月の高値が15.6645/15.6945に見られます。これを上回れば、2020年8月の高値17.7863への本格的な上昇のきっかけとなるでしょう。

7月の高値14.9972の下には、14.6397の200日移動平均線に沿ったマイナーサポートが見られます。さらに、3ヶ月サポートラインと55日移動平均線の間にある14.4766/14.4519がサポートとなります。さらに下には、8月上旬の安値14.2237があります。

南アフリカ・ランドの見通し

意外なことに、南アフリカのランドは国内の内乱を振り切って堅調に推移しています。今後、米ドル/南アフリカ・ランドは今後数ヶ月間は売り込まれた状態が続くと思われますが、14.00レベルは強固なサポートになるとINGのアナリストは見ています。

貿易黒字、IMFも支援

SARBによると、市民の不安が21年第1四半期のサプライズ成長を完全に相殺しているにもかかわらず、ZARは依然として回復力があります。この強さを支えているのはコモディティ価格の上昇であり、毎月500億ZAR(35億米ドル)を超える貿易黒字という形で実現しています。

IMFが最近行った6億5,000万ドルの追加割当により、南アフリカには41億ドルが割り当てられることになり、外貨準備率が相対的に低い国にとっては非常に有効です。

他の新興市場とは異なり、南アフリカのインフレ率は非常によく抑制されており、SARBは3.50%の政策金利の引き上げを急いでいません。米ドル/南アフリカランドは今後数ヶ月にわたって売られる状態が続くと思われますが、14.00が下限のようです。

ランド円予想

ブレイクアウトのフェイクの後のレンジ相場後は、ZAR/JPYの長期トレンドラインが破られ、トレンドの反転が見られるかもしれません。

9.2のレジスタンスラインを上回れば、中期的な回復が期待できます。 もし上昇が失敗し、6.8レベルを下回れば、下降トレンドが再開し、新たな安値を目指すことになります。

2021年南アフリカランドの見通し:全員が為替の強さを享受する訳ではない I 南アフリカランド 見通し

高利回り通貨の中でも最悪の財政状況に苦しんでいる南アフリカランド(ZAR)に注目しています (南アフリカランド 見通し)。

2021年南アフリカランドの見通し:ボラティリティの低い環境下では高利回り通貨が有効

2021年はパンデミック後に貿易が回復し、世界的な成長が見込まれると同時に貿易戦争が発生する可能性が低くなると予想されることから、ボラティリティが抑制され、高利回りのFXが好まれると考えられます。CEEMEAの高利回り通貨の中では、トルコリラ(TRY)が最も短期的に上昇する可能性が高いと考えられます。ロシアルーブル(RUB)の利上げは、堅調な財政状態とプラスの実質金利の両方の恩恵を受けているため、より緩やかなものになると思われます。また、利回りの低いCEE(中央・東ヨーロッパ)FXとは異なり、ルーブルは短期的な適正価格に追いついていないため、短期的には大幅に過小評価されたままと言えます(図2)。

>> ランドのスワップポイント比較

図1.  【南アフリカランド 見通し】 非常に魅力的な実質実効為替レートの恩恵を受けているTRY(%)

南アフリカランド 見通し: 南アフリカランドの見通し

図2. 【南アフリカランド 見通し】 ルーブルは短期的には安値で取引されている

米ドル/ルーブル短期金融市場での適正価格とスポット価格との間の差

南アフリカランド 見通し: 米ドル/ルーブル短期金融市場での適正価格とスポット価格との間の差

+/- 1.5標準偏差(12ヶ月ローリング)
残差

2021年南アフリカランドの見通し:他の高利回り通貨との差別化はできていない

南アフリカランドは、他の高利回り通貨と同様に、世界的な相場環境の良さと米ドルの弱さの恩恵を受けることになるでしょう。21年上半期には、南アフリカ・ランドの強さがより前面に出ると予想されます。しかし、ランドはCEEMEAの高利回り通貨の中で最悪の財政状態にあり(図3)、実質為替レートも優れているとは言えません。来年はトータル・リターンの面でルーブルを上回るパフォーマンスを発揮するとは予想していません。また、数カ月間の上昇を経て、ランドは中期的なBEERモデル(図4)に基づくと、現在、妥当な評価を受けていることにも注目したいところです。ランドの見通しでは、ドル/ランド(USD/ZAR)が来年15.00を大きく割り込む可能性は低いとみられ、緩やかな上昇が予想されています。2021年のランド円見通しは、高値6.8、安値6.375となっています。

ランド/円(ZAR/JPY)は狭いレンジで取引されており、ランド金利の見通しはマイナスになることから、日本のFXトレーダーにとってスワップポイント獲得の機会は無くなるでしょう。

>> 2021年FXの予想:再び軌道に乗る

図 3.  【南アフリカランド 見通し】  南アフリカランドの財政状態は高利回り通貨の中で最悪

2021年のIMF推計値(債務/GDP)

南アフリカランド 見通し: 2021年のIMF推計値(債務/GDP)

図4. 【南アフリカランド 見通し】 ランドのバリュエーションギャップは、小さくなっている。

実質USD/ZARのBEER公正価値からの乖離(%

南アフリカランド 見通し: 実質USD/ZARのBEER公正価値からの乖離(%)

USD/ZAR BEERのバリュエーションギャップ  
+ / – 1.5標準偏差

南アフリカランド 見通し

ランド/円(ZAR/JPY) 2021年の見通し:

  • Q1 2021: 6.69
  • Q2 2021: 6.8
  • Q3 2021: 6.58
  • Q4 2021: 6.375

ドル/ランド(USD/ZAR) 2021年の見通し:

  • Q1 2021: 15.25
  • Q2 2021: 15.00
  • Q3 2021: 15.50
  • Q4 2021: 16.00

ユーロ/ランド(EUR/ZAR) 2021年の見通し:

  • Q1 2021: 18.30
  • Q2 2021: 18.30
  • Q3 2021: 19.07
  • Q4 2021: 20.00

2021年トルコリラの見通し
2021年ロシア・ルーブル円の見通し
2021年ドル円の予想: 100円
2021年ユーロドルの予想
2021年ポンド円の予想:落ち着きを取り戻す
2021年カナダドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年NZドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年豪ドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年人民元の見通し:PBoCがコントロール不能に
2021年メキシコペソの見通し: パンデミック後の課題への対処
2021年スイスフランの見通し:スイスフランの強さに陰り

南アフリカランド円の魅力

南アフリカランド(ZAR)の政策金利は3.50%(2020年12月時点)であり、実は高い政策金利を誇る通貨です。アフリカ諸国の中でも第2位の経済大国である南アフリカ共和国は、金やダイヤモンド、鉄鉱石などの鉱物資源に恵まれています。

目覚しい経済成長を遂げている南アフリカ、この機会に投資を検討してみてはいかがでしょうか。

南アフリカランド/円投資を今、始める5つの理由

1.歴史的な安値圏から脱することはできるか

南アランド/円(ZAR/JPY)は、2011年に12円台だったものの、以降は上値が重く2016年1月に急落し6円台を記録しました(南アランド(ZAR)ショック)。
その後、与党ANCの党首交代が決まった2017年12月には一時9円台を回復しましたが、2018年2月以降は南アフリカ国内の景気低迷などを背景に再び下落。
2020年に入ると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う金融不安からランドが売られ、南アランド/円(ZAR/JPY)は5円台を記録、以降は6円台へ回復し、レンジ内での推移となっています。

2.アフリカ諸国の経済をけん引する

南アフリカは1994年のアパルトヘイト廃止後から着実に経済成長を果たし、 現在ではアフリカの全GDPの約20%を占め、アフリカ諸国の中でも第2位の経済大国としてアフリカ経済をけん引しています。なお、南アフリカはアフリカで唯一のG20参加国となっています。

またインドと友好関係を持っているため、今後のインド経済の発展の恩恵を受ける可能性があります。

3.高水準の政策金利

南アフリカの政策金利は3.50%(2020年12月時点)で、超低金利の日本とは大きな差があります。 また、2019年夏以降、米国やユーロ圏が相次いで利下げに動きましたが、南アフリカ中銀は2019年9月の声明で早期の政策金利に引き下げには否定的な見方を示しています。

この金利差により生み出されるのがスワップポイントです。スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のこと。

南アフリカランド/円(ZAR/JPY)のスワップポイントは10万通貨あたり90円(2020年12月25日適用分(1日分))となっており、高い水準となっています。また、スワップポイントは原則土日を除いて毎日付与されるため、大変魅力的な利益となります。

4.少ない資金から投資が始められる

南アフリカランド/円(ZAR/JPY)は現在5~6円台近辺で推移しています(2020年11月時点)。
一方、米ドル円やユーロ円は100円以上のレートとなっています。FXでは取引に最低限必要な証拠金はレートをベースに算出されます。
レートが低ければ低いほど、必要な証拠金は少なく済みます。

例えば1Lotで取引する場合、米ドル円では4,300円程度が必要ですが、南アフリカランド/円(ZAR/JPY)だと300円となり10分の1以下です。(2020年11月時点)

5.競争力のある資源大国

現在では南アフリカのGDPの69%が第三次産業になっていますが、鉱物資源の輸出は外貨獲得の大きな柱です。
レアメタルであるプラチナ(白金)や鉄鉱石、金やダイヤモンドなどが主な輸出品となっています。
パラジウムなど、自動車製造に欠かせない金属の輸出も行っています。

これら鉱物の価格上昇は、南アフリカの経済に潤いをもたらすことになります。

ソース:

South African Reserve Bank Monetary Policy – https://www.resbank.co.za/en/home/what-we-do/monetary-policy
Monetary policy – https://www.ecb.europa.eu/mopo/html/index.en.html
World Economic Outlook Reports – https://www.imf.org/en/publications/weo
OECD Economic Outlook – http://www.oecd.org/economic-outlook/
Global Outlook – https://www.worldbank.org/en/publication/global-economic-prospects
Investment Outlook 2021 – https://www.credit-suisse.com/microsites/investment-outlook/en.html
2021 Economic Outlook – https://www.barrons.com/articles/why-2021-may-at-last-be-the-year-of-the-great-rotation-51606870661
Fed Issues Economic Assessment And Forecast For 2021 – https://www.npr.org/2020/12/16/947261107/fed-issues-economic-assessment-and-forecast-for-2021
Global Economic Outlook – https://conference-board.org/topics/global-economic-outlook
2021 Global Economic Outlook – https://www.morganstanley.com/ideas/global-economic-outlook-2021
マクロ予測 :為替・金利 :マーケット :日経電子版 – https://www.nikkei.com/markets/kawase/page/?uah=18C50800
参考為替相場 – 経済・産業レポ – https://www.bk.mufg.jp/rept_mkt/gaitame/index.html
AI外貨予測 – https://www.jibunbank.co.jp/products/ai_foreign_deposit/forecast/

Cristian Cochintuhttps://japanesefx.com/about/
Cristian Cochintu is a highly experienced trader, author, and analyst. Cristian’s extensive experience in developing trading strategies using cross markets analysis and his edge in predicting economic surprises is recognized all over the world. His unique insights about FX are translated today into multiple languages. The Japanese version of his blog - japanesefx.com - is devoted to helping FX traders trade intelligently, profitably, and for a long time. Cristian has studied the markets from many angles and has earned first and advanced degrees in economics, finance, and business. Throughout his career, Cristian has published market analysis and educational articles that have helped thousands of traders master the currency markets. Cristian is also one of the authors of investing.com, fxstreet.com, and other financial publications.

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