Monday, October 25, 2021
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ルーブル円見通し:8月以降の大きな上昇に期待【2021年9月最新版】

ルーブルに対しては建設的な見方を維持し、ルーブル円(RUB/JPY)の短期的な目標である1.51を堅持するでしょう。トレーダーは1.4700まで下落する可能性がある場合には買いを検討すべきでしょう。

ロシア・ルーブルの見通しについて、建設的な見方を変える理由はない

ロシア・ルーブルは、原油価格に対する魅力的なバリュエーション、比較的安定したロシアと米国の関係、魅力的なキャリーの組み合わせの恩恵を受けています。

短期的にルーブル安の明確なカタリストがなく、ブルームバーグ・ドル・スポット・インデックス(BBDXY)がレンジで取引されている状況では、米ドル/ルーブルは6月下旬の安値である71.00近くを割り込むのに今のところ難しいでしょう。

USD/RUBが75.00に戻った場合には、ロシア・ルーブルのロングを検討しても良いでしょう。

市場が制裁リスクに慣れてきて、原油価格に追いつくことができるようになると、米ドル/ルーブルの下降幅は「良いシナリオ」ではかなり大きくなり、短期的な目標値である71.00を大きく下回る可能性があります。

ルーブル円予想 2021年第4四半期

このシナリオでは、ルーブル円の中期的な目標は1.55、または前回の下げのフィボナッチリトレースメント50%となります。ルーブル円は、2022年第1四半期に1.60までの上昇トレンドチャンネルを継続する可能性があります。

ロシア・ルーブル円2021年の見通し

パンデミックが始まる前の好調な財政状況を考えると、ロシア・ルーブル(RUB)は高利回りの通貨の中でも財政面での優位性が際立っています (ロシア ルーブル 見通し)。

ロシア・ルーブルの見通し:ボラティリティの低い環境下では高利回り通貨が有効

2021年はパンデミック後に貿易が回復し、世界的な成長が見込まれると同時に貿易戦争が発生する可能性が低くなると予想されることから、ボラティリティが抑制され、高利回りのFXが好まれると考えられます。CEEMEAの高利回り通貨の中では、トルコリラ(TRY)が最も短期的に上昇する可能性が高いと考えられます。ロシア・ルーブル(RUB)の利上げは、堅調な財政状態とプラスの実質金利の両方の恩恵を受けているため、(しかし、それにもかかわらず、)より緩やかなものになると思われます。また、利回りの低いCEE(中央・東ヨーロッパ)FXとは異なり、ルーブルは短期的な適正価格に追いついていないため、短期的には大幅に過小評価されたままと言えます(図2)。

>> ルーブル円のスワップポイント比較

図1. 【ロシア ルーブル 見通し】 非常に魅力的な実質為替レートの恩恵を受けているTRY(%)

ロシア ルーブル 見通し

RUB堅調な利上げ

図2.  【ロシア ルーブル 見通し】 ルーブルは短期的には安値で取引されている

米ドル/ルーブル短期金融市場での適正価格とスポット価格との間の差

ロシア ルーブル 見通し

+/- 1.5標準偏差(12ヶ月ローリング)
残差

Covid-19後の低金利世界における低ボラティリティ環境により高利回りのFXが好まれる傾向になると予想されます。ルーブルは、パンデミックが始まる前の強固な財政状態を考えると、EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)の高利回り通貨の中でも財政面が優れており(図 58)、実質金利はゼロを超えています(南アフリカランドに似ていますが、トルコリラには、劣っています。図1)。2021年の世界的な景気回復が原油価格を支えていることから、ロシア・ルーブルにとってはポジティブな要素となり、ドルルーブルは 70-75 円台に突入し、ルーブル/円(RUB/JPY)は 1.36-1.48 の間で取引されることになるでしょう。

>> 2021年FXの予想:再び軌道に乗る

ロシア中銀(CBR)は来年早々にさらに金利を引き下げる可能性が高いが、それは限定的(25~50bpの引き下げ)であり、地方債への支援的な外国資金流入を介してRUBをサポートするでしょう(高利回りのOFZは、対外的な理由-高利回りの債券を好む環境-と国内的な理由-CBRの金利引き下げの両方で魅力的です)。

米国の新政権のロシアに対する姿勢によっては、さらなる制裁のリスクに起因する不確実性はありますが、現状ではメインシナリオではなく、サブシナリオと考えています。

図3.  【ロシア ルーブル 見通し】 ルーブルは短期的には安く取引されている

米ドル/ルーブル短期金融市場での適正価格とスポット価格との間の差

ロシア ルーブル 見通し

ロシア ルーブル 見通し

ルーブル/円(RUB/JPY) の見通し 2021年:

  • Q1 2021: 1.44
  • Q2 2021: 1.42
  • Q3 2021: 1.36
  • Q4 2021: 1.40

ドル/ルーブル (USD/RUB) 2021年の見通し:

  • Q1 2021: 71.0
  • Q2 2021: 72.0
  • Q3 2021: 75.0
  • Q4 2021: 73.0

ユーロ/ルーブル (EUR/RUB) 2021年の見通し:

  • Q1 2021: 85.2
  • Q2 2021: 87.8
  • Q3 2021: 92.3
  • Q4 2021: 91.3

ロシアルーブル/円の魅力

世界屈指の資源大国であるロシアへの高金利通貨投資

ロシアの政策金利は4.25%(2020年12月時点)であり、
実は高い政策金利を誇る通貨です。
プーチン大統領はロシアを世界5位以内の経済大国とすることや、技術進歩等を目標として掲げています。

また現在、ロシア市場は原油価格に下支えられ、堅調に推移していると言えます。この機会に投資を検討してはいかがでしょうか。

ロシアルーブル/円投資を今、始める4つの理由

1.原油安が響き歴史的な水準に

2019年2月にムーディーズがロシアの信用格付けを投資適格級に引き上げました。
これにより3大格付け会社(S&P・フィッチ・ムーディーズ)のロシアの信用格付けは、いずれも投資適格級となりました(2020年6月時点)。
また2019年8月には、フィッチが「力強い財政政策とインフレ目標へのコミットメント」を理由に信用格付けを「BBB」に格上げ、見通しも「安定的」となりました。
ルーブル(RUB)は2019年までの1年ほどは横ばい推移でしたが、2020年に入りロシアの主要輸出品である原油の価格が大幅に下落したことから、売られることになりました。
新型コロナウイルス感染拡大で、欧州経済の影響を受け、原油需要が低下していることから、ルーブルは浮上のきっかけを得られずにいます。

2.高水準の政策金利!

ロシアの政策金利は4.25%(2020年12月時点)であり、超低金利の日本とは大きな差があります。
この金利差により生み出されるのがスワップポイントです。
スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のこと。
日本円のような低金利通貨を売って、ロシアルーブル(RUB)のような高金利通貨を買うと、両通貨の金利の差額を受け取ることができるのです。

ロシアルーブル/円(RUB/JPY)のスワップポイントは、10Lotあたり12円(2020年12月25日適用分(1日分))となっており、高い水準となっています。また、スワップポイントは原則土日を除いて毎日付与されるため、大変魅力的な利益となります。

3.少ない資金から投資が始められる

ロシアルーブル/円(RUB/JPY)は現在1.4円台近辺で推移しています(2020年11月時点)。一方、米ドル円やユーロ円は100円以上のレートとなっています。FXでは取引に最低限必要な証拠金はレートをベースに算出されます。
レートが低ければ低いほど、必要な証拠金は少なく済みます。
例えば1Lotで取引する場合、米ドル円では4,300円程度が必要ですが、ロシアルーブル/円(RUB/JPY)だと900円です(2020年11月時点)。

4.世界屈指の資源大国で、原油価格との連動性が高い

ロシアは世界屈指の資源大国で、その中でも世界有数の産油国として有名です。
そのため原油価格はロシア経済に大きな影響を与え、原油価格が上がると、ロシアルーブル(RUB)が高くなることが知られています。
原油価格の上昇が報じられたり、今後の上昇が見込まれる場面では、ロシアルーブル/円(RUB/JPY)の買い(ロング)ポジションを持つことで、利益を得られやすくなる可能性が高まります。

2021年トルコリラの見通し
2021年南アフリカランドの見通し:全員が為替の強さを享受する訳ではない
2021年ドル円の予想: 100円
2021年ユーロドルの予想
2021年ポンド円の予想:落ち着きを取り戻す
2021年カナダドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年NZドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年豪ドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年人民元の見通し:PBoCがコントロール不能に
2021年メキシコペソの見通し: パンデミック後の課題への対処
2021年スイスフランの見通し:スイスフランの強さに陰り

ロシア ルーブル 見通しソース:

Monetary policy Central Bank of Russia – https://www.cbr.ru/eng/dkp/
Monetary policy – https://www.ecb.europa.eu/mopo/html/index.en.html
World Economic Outlook Reports – https://www.imf.org/en/publications/weo
OECD Economic Outlook – http://www.oecd.org/economic-outlook/
Global Outlook – https://www.worldbank.org/en/publication/global-economic-prospects
Investment Outlook 2021 – https://www.credit-suisse.com/microsites/investment-outlook/en.html
2021 Economic Outlook – https://www.barrons.com/articles/why-2021-may-at-last-be-the-year-of-the-great-rotation-51606870661
Fed Issues Economic Assessment And Forecast For 2021 – https://www.npr.org/2020/12/16/947261107/fed-issues-economic-assessment-and-forecast-for-2021
Global Economic Outlook – https://conference-board.org/topics/global-economic-outlook
2021 Global Economic Outlook – https://www.morganstanley.com/ideas/global-economic-outlook-2021
マクロ予測 :為替・金利 :マーケット :日経電子版 – https://www.nikkei.com/markets/kawase/page/?uah=18C50800
参考為替相場 – 経済・産業レポ – https://www.bk.mufg.jp/rept_mkt/gaitame/index.html
AI外貨予測 – https://www.jibunbank.co.jp/products/ai_foreign_deposit/forecast/

Cristian Cochintuhttps://japanesefx.com/about/
Cristian Cochintu is a highly experienced trader, author, and analyst. Cristian’s extensive experience in developing trading strategies using cross markets analysis and his edge in predicting economic surprises is recognized all over the world. His unique insights about FX are translated today into multiple languages. The Japanese version of his blog - japanesefx.com - is devoted to helping FX traders trade intelligently, profitably, and for a long time. Cristian has studied the markets from many angles and has earned first and advanced degrees in economics, finance, and business. Throughout his career, Cristian has published market analysis and educational articles that have helped thousands of traders master the currency markets. Cristian is also one of the authors of investing.com, fxstreet.com, and other financial publications.

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