Monday, October 25, 2021
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トルコリラの見通【2021年9月最新版】

USD/TRYは、6月に8.80付近の抵抗に直面した後、横ばいのレンジ相場を経ています。同ペアは逆三尊のパターンを形成しており、8.00付近の200日移動平均線(MA)に向かって急落する可能性があると、ソシエテジェネラルのエコノミストは分析しています。

逆三尊を否定するには、8.74の上抜けが必要

USD/TRYは、潜在的な下降を指し示す逆三尊を形成しています。また、日足のMACDがマイナス圏に沈んだことも大きな要因です。

8.26のネックラインボリンジャーバンドの下限をブレイクした場合、次の潜在的な目標である8.16と8.01付近の200-DMAに向けて、より深い下落が発生する可能性があります。

このチャートパターンを否定するには、8.74を超える動きが不可欠となります。

7月の高値8.74を超えると、8.80、そして8.95の予測に向けて、次の上昇行程に入るでしょう。

トルコリラの見通しは年末までに対米ドルで9.15です。

トルコリラはどこまで下がる?

トルコリラ円が対円レジスタンスライン13.20を上抜けた場合、下降トレンドが続く次のレジスタンスラインに向けてショートラリーが発生する可能性があります。

しかし、トルコリラはどこまで下がるのか?

トルコリラの見通しはネガティブであり、おそらくリラの過去最安値を更新することになるでしょう。

連続的な金利引き下げが行われるのではないでしょうか。

この後、2023年の第2回大統領選挙に向けて暴走したインフレーションが発生するでしょう。

テクニカル分析の観点からは、15.20のレジスタンスを突破できれば、対円でのトルコリラの見通しは明るくなります。

このレベルまで上昇した場合、ダブルボトムパターンが形成され、潜在的な上昇とトレンドの反転を示唆します。

15.20への上昇に失敗すると、弱さが指摘され、来月には過去最安値を更新してトルコリラ見通しはネガティブとなります。

2021年トルコリラの見通し:全員が為替の強さを享受する訳ではない I トルコリラ 見通し】

CBT(トルコ中央銀行)の金融政策の転換、キャリートレードと実質レートの優位性を考慮して、トルコリラ(TRY)の利上げに期待しています (トルコリラ 見通し)

2021年トルコリラの見通し

ボラティリティの低い環境下ではCEEMEA(中東欧・中東・アフリカ)の高利回り通貨が有効、TRYは中でも注目。

2021年はパンデミック後に貿易が回復し、世界的な成長が見込まれると同時に貿易戦争が発生する可能性が低くなると予想されることから、ボラティリティが抑制され、高利回りのFXが好まれると考えられます。CEEMEAの高利回り通貨の中では、トルコリラが最も短期的に上昇する可能性が高いと考えられます。ロシアルーブル(RUB)の利上げは、堅調な財政状態とプラスの実質金利の両方の恩恵を受けているため、より緩やかなものになると思われます。また、利回りの低いCEE(中央・東ヨーロッパ)FXとは異なり、ルーブルは短期的な適正価格に追いついていないため、短期的には大幅に過小評価されたままと言えます(図2)。

>> トルコリラのスワップポイント比較

図1.  【トルコリラ 見通し】 非常に魅力的な実質実効為替レートの恩恵を受けているTRY(%)

非常に魅力的な実質実効為替レートの恩恵を受けているTRY(%)

図2.  【トルコリラ 見通し】 ルーブルは短期的には安値で取引されている

米ドル/ルーブル短期金融市場での適正価格とスポット価格との間の差

ルーブルは短期的には安値で取引されている

+/- 1.5標準偏差(12ヶ月ローリング)
残差

トルコリラ2021年の見通し:(現在のところ)利上げが前倒しで行われています

トルコリラの見通しは、2021年に向けて最初の数ヶ月間は明るいものとなっています。ここ数ヶ月間のトルコリラFXの売りは極端で、トルコリラは中期的なファンダメンタルズと完全に同期しておらず(当社のBEERモデルで測定されたように)、リラに大きなリスクプレミアムが積み上がっていることを示唆しています。

トルコ共和国中央銀行(CBT)と財務省内の最近の人事異動は、リラの崩壊に歯止めをかけました。また、CBTは2020年11月19日に475bpの大幅な利上げを実施したため、リラのキャリートレードは活発になると予想されます。2018年9月のCBT引き締め後のように、現在の制限的な金融政策は今後数ヶ月間、数四半期にわたって続くと予想しており、売られすぎたトルコリラは魅力的なものとなっています。

図3.  【トルコリラ 見通し】 トルコの経常収支赤字は改善へ

GDPに占めるトルコの経常収支の割合
トルコの経常収支赤字は改善へ

厳格な金融政策が実施され、来年の観光業の改善(Covid-19ワクチンの効果)が期待されていることから、経常収支は改善し、赤字は図3のように、今年予想されていた約5%から来年は1.5~2.5%に減少すると考えられます(更なる改善に向けてのリスクもありますが)。これらはすべてトルコリラにとって有益なものであり、良好な外部環境と相まって、トルコリラの強さは対ドルで7.20(場合によっては7.00)まで改善されると予想しています。トルコリラ/円(TRY/JPY)は、21年第1四半期中に1.416(場合によっては1.45)を目標としています。

>> 2021年FXの予想:再び軌道に乗る

トルコリラのFX利上げを期待する一方で、BEERモデルが示唆しているような大きなバリュエーションギャップは、決して完全には解消されないと考えられます。理由は(1)投資家はリラに対してリスクプレミアムを求めている(今月初旬よりは極端ではないが)こと、(2)二桁のインフレがトルコリラ高にさらに寄与していることです。

ボラティリティが低く、トルコリラの金利見通しがポジティブに捉えられるこの環境は、日本のFXトレーダーにとってスワップポイントの獲得の良い機会となるでしょう。

トルコリラ 見通し

トルコリラ/円(JPY/TRY) 2021年の見通し –トルコリラ 見通し

  • Q1 2021: 14.17
  • Q2 2021: 13.78
  • Q3 2021: 13.27
  • Q4 2021: 12.75

ドル/トルコリラ(USD/TRY) 2021年の見通し-トルコリラ 見通し

  • Q1 2021: 7.2
  • Q2 2021: 7.4
  • Q3 2021: 7.7
  • Q4 2021: 8.0

ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY) 2021年の見通し-トルコリラ 見通し

  • Q1 2021: 8.64
  • Q2 2021: 9.03
  • Q3 2021: 9.47
  • Q4 2021: 10.00

2021年南アフリカランドの見通し:全員が為替の強さを享受する訳ではない
2021年ロシア・ルーブル円の見通し
2021年ドル円の予想: 100円
2021年ユーロドルの予想
2021年ポンド円の予想:落ち着きを取り戻す
2021年カナダドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年NZドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年豪ドルの見通し:上昇トレンドは止まらない
2021年人民元の見通し:PBoCがコントロール不能に
2021年メキシコペソの見通し: パンデミック後の課題への対処
2021年スイスフランの見通し:スイスフランの強さに陰り

注目の高金利通貨トルコリラ – 今、人気の理由とは

トルコの政策金利は15.00%(2020年11月時点)、高金利通貨の筆頭と呼べる通貨です。
今、日本の投資家を中心にトルコリラ(TRY)投資に注目が集まっています。
超低金利政策が続く日本、1つの資産運用としてFXを検討してみてはいかがでしょうか。

トルコリラ/円投資を今、始める5つの理由

1.最安値更新から反発

トルコリラ/円(TRY/JPY)は過去(※)と比べて歴史的な安値圏で推移しています。
2017年のトルコリラ/円(TRY/JPY)のレートは30円台でしたが、2018年には20円台へ下落、さらに2018年8月10日には、トルコショックと呼ばれる暴落が発生し、15円台を付けています。
その後はいったん回復するも、トルコ国内のインフレ率上昇などを受け、リラ安が続き、2020年11月には、12円台前半へ軟化。その後はトルコ中銀総裁の交代などから大幅利上げ期待となり、13円台へ反発しています。

2.トルコの政策金利は15.00%(2020年11月時点)

トルコの政策金利は15.00%(2020年11月時点)であり、超低金利の日本とは大きな差があります。
この金利差により生み出されるのが、トルコ最大の魅力であるスワップポイントです。
スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のこと。
日本円のような低金利通貨を売って、トルコリラ(TRY)のような高金利通貨を買うと、両通貨の金利の差額を受け取ることができるのです。
トルコリラ/円(TRY/JPY)のスワップポイントは1万通貨あたり10円(2020年12月25日適用分(1日分))となっており、高金利通貨の中でも高い水準となっています。また、スワップポイントは原則土日を除いて毎日付与されるため、大変魅力的な利益となります。

3.少ない資金から投資が始められる

トルコリラ/円(TRY/JPY)は現在13円台近辺で推移しています(2020年11月時点)。
一方、米ドル円やユーロ円は100円以上のレートとなっています。FXでは取引に最低限必要な証拠金はレートをベースに算出されます。
レートが低ければ低いほど、必要な証拠金は少なく済みます。
例えば1Lot(1千通貨)で取引する場合、米ドル円では4,300円程度が必要ですが、トルコリラ/円(TRY/JPY)だと600円です。(2020年11月時点)
そのため、トルコリラ/円(TRY/JPY)は数千円程度の少ない資金からでも投資が始められるのです。

4.今後の成長に期待ができる国

トルコの国内総生産(GDP)は2017年調べで8511憶ドルであり四半世紀前の1992年が1585億ドルだったことから、大幅に増加しています。これは世界で19番目の規模です。
製造業が発展し、工業製品を輸出していますが、地理的に優位なため、EUのほか中東へも輸出が拡大できています。
また、総人口の半分が32歳以下と、労働人口、そして消費のけん引役として人口にも恵まれています。

5.投資家から根強い人気を誇る

トルコリラ(TRY)は投資家からの根強い人気のある通貨です。
2014年頃から日本のFX会社がトルコリラ/円(TRY/JPY)を取り入れたことで、その名は広く知られるようになりました。
2018年1月には、スワップ投資で人気の南アフリカランド円を通貨ペア別取引高の順位で抜き、2019年7月時点では、全65通貨ペアのうち7位にランクインするなど、投資家からの人気が年々上昇しています。

ソース:

Turkey and the Central Bank – TCMB – https://www.tcmb.gov.tr/wps/wcm/connect/en/tcmb+en
Monetary policy – https://www.ecb.europa.eu/mopo/html/index.en.html
World Economic Outlook Reports – https://www.imf.org/en/publications/weo
OECD Economic Outlook – http://www.oecd.org/economic-outlook/
Global Outlook – https://www.worldbank.org/en/publication/global-economic-prospects
Investment Outlook 2021 – https://www.credit-suisse.com/microsites/investment-outlook/en.html
2021 Economic Outlook – https://www.barrons.com/articles/why-2021-may-at-last-be-the-year-of-the-great-rotation-51606870661
Fed Issues Economic Assessment And Forecast For 2021 – https://www.npr.org/2020/12/16/947261107/fed-issues-economic-assessment-and-forecast-for-2021
Global Economic Outlook – https://conference-board.org/topics/global-economic-outlook
2021 Global Economic Outlook – https://www.morganstanley.com/ideas/global-economic-outlook-2021
マクロ予測 :為替・金利 :マーケット :日経電子版 – https://www.nikkei.com/markets/kawase/page/?uah=18C50800
参考為替相場 – 経済・産業レポ – https://www.bk.mufg.jp/rept_mkt/gaitame/index.html
AI外貨予測 – https://www.jibunbank.co.jp/products/ai_foreign_deposit/forecast/
トルコリラ 急落 その影響、見通しは?– https://www.shinseibank.com/powerflex/trust/market_report201808.html

Cristian Cochintuhttps://japanesefx.com/about/
Cristian Cochintu is a highly experienced trader, author, and analyst. Cristian’s extensive experience in developing trading strategies using cross markets analysis and his edge in predicting economic surprises is recognized all over the world. His unique insights about FX are translated today into multiple languages. The Japanese version of his blog - japanesefx.com - is devoted to helping FX traders trade intelligently, profitably, and for a long time. Cristian has studied the markets from many angles and has earned first and advanced degrees in economics, finance, and business. Throughout his career, Cristian has published market analysis and educational articles that have helped thousands of traders master the currency markets. Cristian is also one of the authors of investing.com, fxstreet.com, and other financial publications.

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