MetaTrader 5(MT5 is the most advanced online trading platform. Its simple user interface gives you access to advanced technical analysis and flexible trading systems. Here’s a guide on what MetaTrader 5 is, and how to use MT5.
MT5とは
MT5マルチマーケットプラットフォームによって、FXや株式取引、先物、の取引操作を行うことができます。MT5取引プラットフォームを使うことで、相場のテクニカル分析をしたり、自動売買プログラム(取引ロボット、Expert Advisor)を使用したり、他のトレーダーの取引をコピーすることもできます。
MT5のマルチマーケットプラットフォームでは、一つの商品につき複数の注文(両建てを含む)を発注することができるヘッジング注文計算システムを利用することができます。
外国為替と株式市場の為の強力なプラットフォーム
取引の成功は、便利で機能的な取引から始まります。MetaTrader5は現代のトレーダーにとって最良の選択です。

取引
プラットフォームには、幅広い取引ツールが用意されています。
プラットフォームでは、インスタント、リクエスト、マーケット、及びエクスチェンジの4つの注文執行モードがサポートされています。
成行注文、未決注文、逆指値注文を含む様々な種類の注文が利用可能です。このような注文タイプ及び使用可能な執行モードの多様性により、トレーダーは通貨市場と株式取引での成功のために様々な取引ストラテジーを実装することができます。
また、プラットフォームにはチャートからの直接取引を可能にするワンクリック取引が用意されています。
分析機能
プラットフォームは強力な分析機能を提供します。テクニカルインジケーター及びグラフィックオブジェクトを含む82の異なる分析ツールが通貨と株価の分析に利用可能です。
プラットフォームの分析リソースは内蔵されたインジケーターに限られたものではありません。トレーダーはさらにテクニカルインジケーターの無料コードベース及び取引アプリケーションマーケットも使用することができます。
各金融製品では1分から1ヶ月までの21の時間足が利用できます。金融製品チャートは最大で100まで同時に開けます。
アルゴリズム取引
実質的に、任意の取引ストラテジーを定式化し、自動売買ができるエキスパートアドバイザーの形で実現することが可能です。自動売買ロボットは疲れたりストレスを感じたりすることがなく、正確にそのアルゴリズムに従い市場の変化により敏感に反応します。
取引プラットフォームは、統合開発環境を備えた強力なMQL5言語、バックテストと最適化のための複数通貨テスター及び無償の自動売買ロボットのコードベースといった、エキスパートアドバイザーの開発に必要な全てのツールを提供しています。
モバイル取引
コンピュータから離れているときスマートフォンやタブレットは取引で不可欠です。
外出先での金融市場での取引には、iPhone/iPad 及びAndroidデバイスで特別なプラットフォームバージョンがご使用いただけます。
MT5テクニカルインジケーターや他のグラフィカルオブジェクトを使用した幅広い分析機能を含む取引機能をフルサポートするモバイルプラットフォームの機能は確実に高く評価されることと思います。もちろん、これらの全ての機能は、世界中どこでも1日24時間ご利用いただけます。
トレーダーに最も人気の高いウェブサイトMQL5.communityの参加者とのインスタントメッセージや金融ニュースや内部電子メールを読むためにもモバイルプラットフォームをご使用ください。
その他のサービス
プラットフォームは、強力な取引ツールとその他のサービスを数多く用意しています。
シグナルサービスを介して使用可能なソーシャルトレーディングは、経験豊富なトレーダーの取引をコピーする簡単な方法です。数千のシグナルからシグナルを選択し、数回のクリックで購読すると、選択したプロバイダの取引がFX口座に自動的にコピーされます。
マーケットは最先端の自動売買ロボットやテクニカルインジケーターを購入したり無料でダウンロードすることができる場所です。アプリケーションは、プラットフォームから直接購入することができます。購入手続きは簡単で安全です。
希望するアプリが見つからない場合はフリーランスサービスを使用します。このサービスは、顧客と開発者間の安全な協力を提供します。アプリケーションの支払いはプログラムの承認後のみに転送されます。
自動売買ロボットとコピーされたシグナルの24/7の動作を保証するためには、プラットフォーム内からバーチャルホスティングをレンタルすることができます。
MT5の使用方法
プラットフォームは、オンライン取引の成功に必要な全ての機能を提供する、トレーダーの作業ツールです。プラットフォームでは、取引機能、テクニカル価格分析及びファンダメンタル分析、自動売買及びモバイルデバイスからのトレードが提供されています。外国為替の銘柄に加えて、オプション先物や株式の取引も可能です。
以下では、MT5の使い方をステップバイステップでご紹介します。
- MT5インターフェースの使用方法を学ぶ
- MT5取引の操作方法を学ぶ
- MT5 Market Watchの使用方法を学ぶ
- MT5注文執行の使用方法を学ぶ
- MT5アラートの使用方法を学ぶ
- MT5ワンクリックトレードの使用方法を学ぶ
- MT5チャートの使用方法を学ぶ
- MT5インジケーターの使用方法を学ぶ
- MT5分析オブジェクトの使用方法を学ぶ
- MT5ファンダメンタル分析の使用方法を学ぶ
- MT5 EAの使用方法を学ぶ
- MT5コピートレードの使用方法を学ぶ
- MT5マーケットの使用方法を学ぶ
- MT5 VPSの使用方法を学ぶ
MT5ユーザーインターフェース
プラットフォームのインタフェースは、金融市場における取引のために必要な全てのツールへのアクセスを提供し、様々なメニュー、ツールバー、及びサービスウィンドウが含まれています。

メインメニュー
メインメニューには、プラットフォームで実行することができるほぼ全てのコマンドと関数が含まれています。このメニューは、チャート、分析ツール、プラットフォームの設定や他の機能と操作へのアクセスを提供します。メインメニューは、「ファイル」「ボックスバー表示」「表示項目の追加」「チャート設定」「ツール」「ウィンドウ」「ヘルプ」の項目で構成されています。
ツールバー
プラットフォームには「標準」「ライン等」「時間足設定」の3つのツールバーが備え付けられています。ツールバーはメインメニューと重複したコマンドと機能を含みます。しかし、これらのコマンドはカスタマイズ可能ですので、よく使うウィジェットのみを収集することもできます。
気配値表示
気配値表示ウィンドウは、価格、統計やティックチャートといった金融製品の価格データへのアクセスを提供します。また、契約仕様の詳細とワンクリック取引オプションも提供されます。
ナビゲーター
ナビゲーターは、口座間の切り替えを可能にし、自動売買ロボットやMT5インジケーターを実行するための機能を提供します。それにはマーケットから購入されたアプリケーションとコードベースからダウンロードされたアプリケーションのリストが含まれます。ナビゲーターからバーチャルサーバをレンタルして24 時間体制でエキスパートアドバイザーと売買シグナルを操作することもできます。
チャート
本質的に、テクニカル分析とは、テクニカルインジケーターや分析オブジェクトを使用して金融製品の価格チャートを研究することです。トレーダーが個人的ニーズに適応するためにカスタマイズ出来るように、プラットフォーム内のチャートには様々な設定があります。チャートは1分(M1)から1ヶ月(MN1)にわたる21の時間足を表示することができます。
チャートスィッチバー
このチャート選択バーは、チャートウィンドウを素早く開ける機能を提供します。
ツールボックス
ポジション、ニュース、口座履歴、アラート、受信トレイ、操作ログ、 エキスパートログ等の操作機能を提供する多機能ウィンドウです。さらに、ツールボックスから、種々の注文を出したり変更したり、ポジションを管理することができます。
会社名
FXブローカーは、ここでサポートホームページなどを表示することもできます。ここで追加されたリンクは、別のブラウザウィンドウで開きます。
ページがブローカーにより無効化されている場合、このタブは表示されません。
ステータスバー
ステータスバーには、サーバ接続、アクティブな定型チャートとプロファイルの名前、コマンドプロンプトと価格データといった追加的な詳細が含まれています。
プラットフォームのインタフェースは高度にカスタマイズ可能です。現在必要とするツールのみを表示することもできます。例えば、気配値表示とナビゲーターを非表示にし、板情報とデータウィンドウを表示することができます。

口座とチャート詳細
プラットフォームヘッダーには現在の口座番号、アプリケーション名だけでなく、アクティブなチャート名とその時間足に関する情報が含まれています。
板情報
板情報は、(市場価格に最も近い)最高の価格でのセキュリティの売買注文に関する情報が表示します。板情報はまたティックチャートを含み、そこには約定の時間と売上高のデータが表示されます。約定は色のついた円として表示されます。色は方向を示し、サイズが約定の数量を意味します。
高速ナビゲーションバー
このバーは迅速なチャートの操作機能を提供します。それは、チャートを時間足に沿って移動するだけでなく、チャートの時間足や銘柄を変更することができます。ダブルクリックして、必要な銘柄、時間足、日付を入力します。
検索
プラットフォームはスマートで高性能な検索システムを提供しトレーダーやMQL5開発者のコミュニティであるMQL5.communityで必要な情報を見つけるのを手助けします。MQL5.community リソースはドキュメンテーション、トレーディングフォーラム、トレーダーやアナリストのブログ、プログラムミングやターミナル使用に関する記事等を含みます。
このコミュニティーは膨大なコードベースとプラットフォームアプリケーションストアへのアクセスを提供します。プロトレーダーのトレーディング操作は、オンラインシグナルサービスを介してコピーすることができます。
データウィンドウ
データウィンドウは、正確な価格情報とともに、チャートの選択されたポイントで現在使用されているインジケーターとエキスパートアドバイザーを表示します。
MQL5.communityチャット
取引プラットフォームから貴方のMQL5.communityの友達や仲間と交流しましょう。チャットにはメッセージの全履歴と未読数が表示されます。交流を開始するには、チャットウィンドウから、またはプラットフォームの設定から(ツールーオプションーコミュニティー)自分のMQL5アカウントにログインしてください。
取引操作
金融市場での収益性の高い取引の原則は、低く買って高く売ることです。取引プラットフォームの主な目的は、売買操作を実行するためのより広い機会を提供することです。
このセクションは、金融取引に関する一般的な情報が含まれており、取引操作の実行とポジション管理、板情報データの解釈と相場の見つけ場所などを案内します。
基本理念
プラットフォームの取引機能の研究に進む前に、注文、約定、及びポジションといった基本的な用語を明確に理解しておく必要があります。
- まず注文とはブローカーに出された金融製品の売買の指示です。FX注文の種類には、主に成行と未決の2種類があります。更に、特別な決済指値と決済逆指値レベルがあります。
- 約定とは有価証券の商業的な交換(売買)です。買いは買値(アスク)、売りは売値(ビッド)で行われます。約定は成行注文の実行または未決注文のトリガーによって起こります。成行注文の実行は複数の約定につながることもあります。
- ポジションとは取引の義務、つまり金融製品の買いまたは売りの契約です。ロングポジションとは、価格の上昇の期待によって買われた有価証券です。ショートポジションは、将来的な価格の下落を期待した有価証券を提供する義務です。
注文、取引、およびポジションの相互関係
プラットフォームでは、ポジションがどのように開かれたか、または取引がどのように行われたかを簡単に追跡できます。各取引操作には、「チケット」と呼ばれる固有のIDがあります。各注文および取引は、それらの関連するポジションに関連するチケットを受け取ります。それぞれの取引には、それが成立した注文のチケットが渡されます。
ポジションが複数の取引によって影響を受けた場合(たとえば部分的な決済またはボリュームの増加など)、各取引にはポジションのチケットが含まれます。これにより、ポジション全体の履歴全体を簡単に追跡できます。
取引操作が取引所または流動資産プロバイダに送信される場合、それらには外部システムからのIDも与えられます。これにより、プラットフォームから離れた操作の相互関係を追跡することができます。

取引操作の一般的な枠組み
- 指定されたパラメータとの約定を実行するために注文が取引プラットフォームからブローカーに送信されます。
- サーバで注文の正しさ(価格等の正確性、口座資金の利用可能性)がチェックされます。
- チェックに合格した注文は取引サーバ上で処理されるのを待ちます。その後注文は
– 実行される(ディーラーによって実行モードのいずれかで)
– 失効に伴って取り消しされる
– 拒否される(資金不足、マーケットで適切なオファーがない、ディーラー拒否)
-トレーダーによって拒否される - 約定とは成行注文の実行または未決注文のトリガーです。
- 銘柄がポジションを持たない場合、約定の締結の結果としてポジションが開かれます。銘柄がポジションを持つ場合、約定はポジション数量を増減、ポジションを決済、または反転できます。

ポジション会計システム
取引プラットフォームでは、ネッティングとヘッジの2つのポジション会計システムがサポートされています。使用されるシステムは口座によって違い、ブローカーによって設定されます。
ネッティングシステム
このシステムを使用すると、銘柄は同時に1つの共通ポジションのみを持つことができます。
銘柄の既存ポジションと同じ方向に取引を実行すると、このポジションの数量が増加します。
約定が逆方向に実行された場合、既存のポジションの数量が減少する、ポジションが決済される(取引量がポジション数量に等しい場合)または反転される(取引量がポジション数量より大きい場合)ことがあります。
成生注文の実行や未決注文 のトリガーなど、何が 反対方向の約定を引き起こしたかは重要ではありません。
以下の例は、0.5ロットごとの2つのEURUSDの買い約定をを示しています。

両方の取引を実行した結果、1FXロットの共通ポジションができました。
ヘッジシステム
このシステムを使用すると、銘柄は、反対方向のポジションを含む複数のポジションを持つことができます。
銘柄のポジションがあり、新たな約定を実行する(または未決注文がトリガーする)と、新しいポジションがさらに開かれます。現在のポジションは変わりません。
以下の例は、0.5ロットごとの2つのEURUSDの買い約定をを示しています。

これらの取引を実行した結果、2つの独立したポジションができました。
選択されたシステムの影響
ポジション会計システムによって、プラットフォーム機能のいくつかは、異なる挙動を有することがあります。
- 決済逆指値及び決済指値の継承ルールが変わります。
- ネッティングシステムでのポジション決済では、同じ銘柄と数量で反対方向の取引操作が行われます。ヘッジシステムでのポジション決済には、ポジションのコンテキストメニューで明示的に「ポジション決済」コマンドを選択します。
- ヘッジシステムではポジションを反転することはできません。この場合、現在ポジションが決済され、残りの数量を持つ新しいポジションが開かれます。
- ヘッジシステムでは、ヘッジ対象証拠金という、新しい証拠金計算の条件が使用可能です。
注文の種類
取引プラットフォームは取引操作実行のリクエストを用意してブローカーに送信します。また、プラットフォームはポジションを制御して管理することができます。取引注文の何種類かは、これらの目的のために使用されます。注文とはトレーダーがブローカーに出す取引操作実行の指示です。プラットフォームでは、注文は主に成行と未決の2種類にわかれます。更に、特殊な決済逆指値及び決済指値注文があります。
成行注文
成行注文はブローカーに出された金融製品の売買の指示です。この注文の実行は約定の実行につながります。約定価格は銘柄の種類に依存する実行の種類によって決定します。一般的に、株の買いは買値(アスク)、売りは売値(ビッド)で行われます。
未決注文
未決注文とは株を将来に事前定義された条件で売買するためにブローカーに出された指示です。未決注文には下記の種類があります。
- 指値買い — 注文で指定された価格以下の買値(アスク)での買いの取引リクエスト。現在の価格は注文で指定された価格より高い状態です。通常、この注文は、株価が一定水準に下落した後に上昇することを予想して出されます。
- 逆指値買い — 注文で指定された価格以上の買値(アスク)での買いの取引リクエスト。現在の価格は注文で指定された価格より低い状態です。通常、この注文は、株価が一定水準に達した後に上昇を続けることを予想して出されます。
- 指値売り — 注文で指定された価格以上の売値(ビッド)での売りの取引リクエスト。現在の価格は注文で指定された価格より低い状態です。通常、この注文は、株価が一定水準に上昇した後に下落することを予想して出されます。
- 逆指値売り — 注文で指定された価格以下の売値(ビッド)での売りの取引リクエスト。現在の価格は注文で指定された価格より高い状態です。通常、この注文は、株価が一定水準に下落した後に下落を続けることを予想して出されます。
- ストップリミット買い — 逆指値注文であって指値買い注文を出すこのタイプは、最初の2つのタイプを組み合わせたものです。買値(アスク)が注文 (価格フィールド)に示されている逆指値レベルに達すると、ストップリミットで指定された値段で買い指値注文が出されます。逆指値レベルは現在の買値(アスク)を超えて設定され、ストップリミット価格は逆指値レベル未満で設定されます。
- ストップリミット売り —逆指値注文であって指値売り注文を出します。売値(ビッド)が注文 (価格フィールド)に示されている逆指値レベルに達すると、ストップリミットで指定された値段で売り指値注文が出されます。逆指値レベルは現在の売値(ビッド)未満で設定され、ストップリミット価格は逆指値レベルを超えて設定されます。
取引所株式、為替先物と先物を持つ銘柄の計算モードでは、全ての種類の未決注文は、取引が行われる交換の規則に従ってトリガーされます。通常、最終価格(最後に行われたトランザクションの価格)が適用されます。言葉を変えると、注文は直近価格が注文で指定されて価格になるとトリガーされます。しかし、注文のアクティベーションよる売買は、常にビッド及びアスク値で行われることにご注意下さい。 「エクスチェンジ実行」モードでは、指値注文を出す時に指定される価格は検証されません。これは、(買い指値注文の場合)現在の買値(アスク)を超えるか(売り指値注文の場合)売値(ビッド)未満で指定することができます。このような価格で注文を出すと、それはほとんど即座にトリガーされ、成行注文になります。しかし、トレーダーが非指定の現在の市場価格で取引を行うことに同意する成行注文とは違って、未決注文は指定されたものよりも悪くない価格で実行されます。 未決注文のアクティベーション中に対応する市場操作が実行できない場合(たとえば、口座の余剰証拠金が不十分)、未決注文はキャンセルされて「拒否」ステータスで履歴に移動されます。 |

— 現在の銘柄の状況 | — 予想 | ||
— 現在価格 | — 注文価格 | ||
— 未決注文のトリガー価格 | |||
— 予想される上昇 | — 予想される下落 |
指値注文
指値注文は、株価が一定のレベルに達したときに利益を獲得するためのものです。この注文の実行は、ポジションの完全決済につながります。それは、常にポジションまたは未決注文に連結されています。注文は、成行または未決注文と一緒のみにリクエストすることができます。このロングポジションのための注文条件は、(注文は常に現在の買値より上に設定されている)買値を使用してチェックされ、売値は(注文は常に現在の売値より以下に設定されている)ショートポジションのために使用されます。
逆指値注文
この注文は、株値が間違った方向に移動した場合の損失を最小化するために使用されます。株値がこのレベルに達すると、ポジションが自動的に決済されます。それは、常にポジションまたは未決注文に連結されています。注文は、成行または未決注文と一緒のみにリクエストすることができます。このロングポジションのための注文条件は、(注文は常に現在の買値より上に設定されている)買値を使用してチェックされ、売値は(注文は常に現在の売値より以下に設定されている)ショートポジションのために使用されます。
テイクプロフィットやストップロスのアクティベーション中に対応する市場操作が実行できない場合(たとえば、取引所による拒否)、注文は削除されずにアクティベーション条件に対応して次のティックで再びトリガーされます。 |
決済逆指及び決済指継承の規則(ネッティング):
- ポジション数量が増加したりポジションが逆転されると、決済逆指及び決済指注文がその最新注文(成行またはトリガーされた未決注文)に従って出されます。つまり、同じポジションの各後続の注文の逆指値レベルが以前のものから変わります。注文にゼロ値が指定されている場合は、ポジションの決済逆指及び決済指値は削除されます。
- ポジションが部分的に決済された場合、決済逆指及び決済指値は変わりません。
- ポジションが完全に決済された場合、それに関連付けられていて独自に存在できないため決済逆指及び決済指値は削除されます。
- ポジションが存在する銘柄の取引操作が実行された場合、ポジションの現在の決済逆指及び決済指は自動的に注文ウィンドウに挿入されます。これは、現在の逆指値注文の誤操作による削除を防止することを目的とします。
- ポジションを持つ銘柄のワンクリック取引操作(チャートパネルや気配値表示 )では、現在の決済逆指及び決済指は変更されません。
- OTC 市場(外国為替、先物)では、ポジションが次の取引日に移動された場合(FXスワップ、再度のオープンに寄ったものを含む)、決済逆指及び決済指は変更されません。
- 為替市場では、ポジションが次の取引日に移動した場合(スワップ)、また別のアカウントに移動された場合や決済中に決済逆指及び決済指は初期化されます。
決済逆指及び決済指継承の規則(ヘッジ):
- ポジションが部分的に決済された場合、決済逆指及び決済指値は変わりません。
- ポジションが完全に決済された場合、それに関連付けられていて独自に存在できないため決済逆指及び決済指値は削除されます。
- t0>ワンクリック取引操作(チャートのパネルまたは板情報)では、決済逆指及び決済指は設定されません。
これらのルールは手動の取引にもFXエキスパートアドバイザー(MQL5プログラム)からの注文にも当てはまります。
- トレーリングストップは決済逆指値が自動的に価格とともに変動させるのに使用されます。
- 決済逆指及び決済指のアクティベーションはポジションの完全な決済につながります。
- 取引所株式、為替先物と先物Fortsを持つ銘柄の計算モードでは、逆指値注文と指値注文は、取引が行われる交換の規則に従ってトリガーされます。通常、最終価格(最後に行われた取引の価格)が適用されます。言葉を変えると、逆指値注文は直近価格が注文で指定されて価格になるとトリガーされます。しかし、逆指値注文のアクティベーションよる売買は、常にビッド及びアスク値で行われることにご注意下さい。
トレール注文
決済逆指値は、株値が間違った方向に移動した場合の損失を最小化するために使用されます。ポジションが有益になると、ストップロスが手動で損益分岐レベルに移動することができます。トレール注文はこの過程を自動化します。このツールは、指向性の強い価格変動の際や、何らかの理由で継続的に市場を監視が不可能な場合に有用です。
トレール注文は常にポジションや未決注文と関連づけられます。それはストップロスと違い、サーバ上でなく取引プラットフォームで実行されます。MT5/MT4トレール注文の設定には、ポジションコンテクストメニューで「トレール注文」を選択するか「取引」タブで同じことをします。

ストップロスのレベルと現在の価格との間の距離の必要な値を選択します。
トレール注文は、ポジションや未決注文ごとに1つだけ設定できます。 |
トレール注文操作の枠組み
- 新しい相場が出現すると、プラットフォームはポジションが有益かどうかをチェックします。
- ポイントでの利益が示したレベル以上になると、現在の価格から指示された距離でストップロスを配置する自動コマンドが生成されます。
- 価格が移動してポジションの利益が増える場合は、「ストップロス」は自動的に価格と共に移動します。
- 他の場合、注文は変更されません。このように、取引ポジションの利益が自動的に固定されています。
- ポジションにストップロスが設定されている場合、それはポジション利益が増加した場合は価格とともに移動し、減少した場合には変化しません。
未決注文がトリガーされると、同じ銘柄の現在のポジションのトレール注文が注文に指定されたトレール注文で置き換えられます。未決注文の結果として実行された約定が銘柄の現在ポジションと逆方向で、数量がそれ以下の場合、トレール注文は置き換えられません。 |
ストップロスが自動に変更するたびに操作ログにエントリーが追加されます。
トレール注文を無効にするには「なし」パラメータをコントロールメニューで設定します。「全てを削除」 コマンドはポジションと未決注文のトレール注文をすべて無効にします。
決済指や決済逆指と違い、トレール注文がサーバ上でなく取引プラットフォームで実行されます。よって、プラットフォームがオフの状態では、トーレール注文はできません。この場合、トレール注文で設定された決済指のみがトリガーされます。トレール注文は各ポジションで10秒ごと以上は発生できません。1つの銘柄にトレーリングストップを含む複数のポジションがある場合、トレーリングストップは特定の方法で処理されます。 ティックが到着すると、最後に開かれたポジションのトレーリングストップのみが処理されます。 同じ銘柄に対して10秒以内にもう1つのティックが到着すると、次のポジション(最後から2番目に開いた)のトレーリングストップが処理されます。 次のティックが10秒後に到着すると、最後に開かれたポジションの(最後に2番目に開いた)が再び処理されます。 |
注文の状況
注文が形成されて取引サーバに送信された後、次の段階が取られます。
- Started(開始) — 注文の正当性がチェックされていますが、まだブローカーによって受け入れられていません。
- Placed(発注) — ディーラーが注文を受け付けます。
- Partially filled(部分的に充填) — 注文が部分的に充填されます。
- Filled(充填) — 注文が完全に充填されます。
- Canceled(取消) — クライアントが注文をキャンセルします。
- Rejected(拒否) — ディーラーが注文を拒否します。
- Expired(失効) — 注文が失効になって取り消しされます。
注文の状況は「履歴」タブの状況フィールドで見られます。トリガーされていない未決注文の状況は「取引」タブで見ることができます。

実行の種類
取引プラットフォームでは4つの注文執行モードが用意されています。
- 即時実行
このモードでは、注文がブローカーに提示された価格で実行されます。実行するために送信する場合、プラットフォームは自動的に注文に現在の価格を追加します。ブローカーが受け入れれば、注文が実行されます。ブローカーが価格を受け入れない場合、「リクオート」が送信されます。つまり、ブローカーが受け入れ可能な価格を返します。 - 実行リクエスト
このモードでは、成行注文が以前にブローカーから受け取られた価格で実行されます。注文が送信される前に、特定の銘柄の価格は、ブローカーからリクエストされます。価格が受信された後、与えられた価格での注文実行が確認または拒否されます。 - 成行実行
この執行モードでは、ブローカーはトレーダーと更に話し合うことをせずに注文実行価格を決定します。そのようなモードで注文を送信することは、この価格での実行に事前同意することを意味します。 - エクスチェンジ実行
このモードでは、取引プラットフォームで実行された取引操作が外部の取引システム(エクスチェンジ)に送られます。取引操作は現在の市場のオファーの価格で実行されます。
各株の執行モードはブローカーによって指定されます。 |
約定ポリシー
ブローカーによって設定された注文実行の共通のルールに加えて、トレーダーは「約定ポリシー」の追加条件を示すことができます。
- FOK(Fill or Kill)
この約定ポリシーは注文が指定された数量のみで充填できることを意味します。金融製品の必要量が市場で現在利用できない場合、注文は実行されません。必要な数量は、市場で現時点で利用可能な複数のオファーによって充填することができます。 - 即時またはキャンセル(IOC)
この場合、トレーダーは注文に示されたもの中、市場で最大限に利用可能な量で約定を実行することに同意します。注文が完全に充填することができない場合は、注文の利用可能な数量が充填されると、残りの数量はキャンセルされます。IOC 注文を使用する可能性が取引サーバで決定されます。 - リターン
リターン – このポリシーは、成り行き注文(売買)、リミット注文およびストップリミット注文にのみ使用されます。部分的に決済された注文は取り消されず、さらに処理されます。リターンポリシーは、成り行き注文では「エクスチェンジ実行」モードのみで使用され、リミット注文およびストップリミット注文では「マーケット実行」および「エクスチェンジ実行」モードで適用されます。
実行の種類に応じた約定ポリシーの使用は、以下の表のように示すことができます。
実行/約定ポリシー | フィル・オア・キル | 即時またはキャンセル | リターン |
即時実行 | + | — | — |
リクエスト実行 | + | — | — |
マーケット実行 | + | + | + |
エクスチェンジ実行 | + | + | + |
板情報画面
板情報(DOM)は特定の製品の現在の(マーケットに最も近い)最高価格での売買を示します。
気配値は取引所市場と店頭市場では異なります。
- 商品が取引モードで取引され、そこでは関連する取引操作が外部取引システム(取引所)に送信される場合、DOM(市場深度)は実際の価格と市場参加者からの注文量を特徴とします。
- 商品が店頭(OTC)市場で取引されている場合、市場深度はブローカーの相場に基づいて形成することができ、ブローカーは買いまたは売りの量に応じて異なる価格を提示することができます。証券会社がボリュームを提供しない場合、DOMウィンドウはスキャルピングツールとして機能します。これにより、ワンクリックで成行注文および未決注文を発行できます。この場合、市場深度には、価格変更手順を使用して買値と売値に基づいて計算された価格レベルが表示されます。
市場深度における価格の詳細については、価格データセクションをご覧ください。

金融製品の板情報を開くには「板情報画面」を気配値表示のコンテクストメニューでクリックします。
DOM で表示された売買オファーの数はブローカーが設定されたシンボルパラメータで決められます。 |
板情報画面では2つのタイプの操作がなされます。
- 成行操作 — 金融製品の現在のマーケット価格での売買
- 取引リクエスト — 金融製品を(現在マーケットにない)指定された価格で売買する様々な取引リクエスト(未決注文)
気配値表示ウィンドウは相場、価格統計とティックチャートといった金融製品の価格の概要を提供します。また、契約仕様の詳細とワンクリック取引オプションも提供されます。
MT5気配値表示
金融製品の相場の表示
気配値表示は金融製品のリアルタイムの相場とスプレッド、数量などの価格データを提供します。
表示されたデータはコンテクストメニューで確認できます。例えば「ソース」フィールドの表示が可能です。— これは金融製品の流動性の提供元です。
金融製品のいずれかをダブルクリックすると新しいポジションを開くウィンドウが開きます。銘柄チャ—トはマウスを使用してチャートの表示領域にドラッグして開くことができます(ドラッグ&ドロップ)。この場合には、現在開いているチャートのウィンドウが閉じられます。ドラッグしながら「Ctrl」を長押しすると、チャートが別のタブで開かれ、他のチャートは開いたままになります。
金融製品のポジションや未決注文が存在するか、そのチャートが開いている場合、製品は気配値表示で非表示にすることはできません。銘柄が気配値表示で表示されていない場合、そのデータはMQL5プログラムやストラテジーテスターでは利用できません。チャートが売気配(Bid)値で構築されている銘柄の上位および下位列には、売気配高値および売気配安値が表示されます。直近価格を使用して銘柄チャートを作成すると、この銘柄の直近高値と直近安値が表示されます。直近価格に基づいてチャートが描かれた銘柄が気配値表示に少なくとも1つ含まれている場合、高値/安値に加えて直近列が自動的に有効になります。 |
「気配値表示」ウィンドウでの価格には異なる色があります。
青 — 現在の価格が以前の価格より高い
赤 — 現在の価格が以前の価格より低い
灰色 — 価格は過去15秒間に変化していない
銘柄の板情報と直近取引価格がわかる場合、色は直近価格によって変わります。さもなければ、色は買値によって決まります。
手早い銘柄の追加
銘柄を手早く気配値表示に追加するには、リストの下の+をクリックして銘柄名を入力します。入力中に、マッチする銘柄名のリストが表示されます。
気配値表示での現在の銘柄数についての情報及び全部の銘柄数はリストの最下部にあります。
異なるブローカーまたはマーケットで作業している場合、それぞれについて個別の気配値表示設定を保存できます。銘柄のリストを作成し、目的の列を選択して、「銘柄セット — 名前を付けて保存」をクリックします。保存したセットは、同じメニューからすばやく切り替えることができます。
銘柄の並び替え法
記号のリストを並べ替えるには、任意の列ヘッダーをクリックします。たとえば、リストは銘柄名、終値、毎日の変化、その他の変数で並び替えできます。コンテキストメニューには、最も一般的な並べ替えオプションが用意されています。たとえば、毎日の銘柄価格の変化に基づいて最高の成長と下降で並べ替えることは、交換商品を取引するときに役立ちます。
部門および業界別の分析
特別な取引機器のプロパティは、その機器が属する部門と業界を示します。これらのプロパティにより、気配値表示での直接金融銘柄の複雑な分析が可能になります。メニューからカテゴリを選択すると、使用可能なすべての商品がリストに追加されます。
独自の銘柄セットを保存して、数回クリックするだけで簡単に切り替えることができます。[設定\保存]をクリックして、セット名を指定します。このファイルには、銘柄のリストと選択した列のセットが保存されます。つまり、毎回気配値表示ウィンドウを設定する必要はありません。
部門および業界のデータが利用できない場合は、ブローカーに連絡してください。 |
ファンダメンタルデータの表示方法
Yahoo Finance、Google Finance、Finvizなどの人気のあるアグリゲーターWebサイトで入手できる基本的な取引銘柄データを簡単に表示できます。関連データには、[基本データ]メニューからアクセスできます。
ワンクリック取引
ワンクリック取引は「取引」タブにあります。「売」「買」ボタンをクリックすると、指定された数量での取引操作リクエストが即時サーバに送信されます。この取引モードは下記の条件が満たされた場合に利用できます。
- 「ワンクリック取引」オプションがプラットフォーム設定で有効にされている。
- 実行タイプが、選択された製品において、成行またはエクスチェンジである。
- ボタンクリックによって注文作成ウィンドウが開きます。
このウィンドウでは、異なる銘柄で取引の操作を実行するためのパネルが用意されています。クイック取引される銘柄は「銘柄」タブのリストからとられ、コンテクストメニューの「銘柄」コマンドで調整できます。
「売」「買」ボタンをクリックすると、指定された数量での取引操作リクエストが即時サーバに送信されますのでご注意下さい。上記のコマンドの実行は、常に対応する取引にはなりません。理由はリクオートやブローカーの拒否などです。この場合、適切なメッセージは、プラットフォームログに追加されます。即時実行モードでは、注文で許容されるスリッページは「スリッページ」オプションで設定されます。約定ポリシーは製品の執行モードに基づいて選択されます:エクスチェンジ実行では常に「リターン」、成生注文ではFOK(フィルオアキル)または「即時または取り消し」(銘柄で使用可能なポリシーによって)で、 即時実行とリクエスト実行では常にFOK(フィルオアキル)です。リクオートが受信されると、プラットフォームの操作ログにエントリーが追加されリクオート音声が再生されます。 |
取引操作実行と価格フィールドの色は相場によって、異なります。
- 青 — 現在の価格が以前の価格より高い
- 赤 — 現在の価格が以前の価格より低い
- 灰色 — 価格は過去15秒間に変化していない
銘柄の板情報と直近取引価格がわかる場合、色は直近価格によって変わります。さもなければ、色は買値によって決まります。
銘柄の管理
銘柄を管理するには、ウィンドウを「銘柄」コマンドで「気配値表示」ウィンドウのコンテクストメニューで開けます。このウィンドウで銘柄ならびにそれらのプロパティを表示/非表示にすることができます。

プラットフォームで利用できる銘柄はここに表示されます。銘柄にダブルクリックして気配値表示ウィンドウで表示/非表示にします。これは「表示」及び「隠す」ボタンを押してもできます。
カスタム金融商品の作成も可能です。
金融製品のポジションや未決注文が存在するか、そのチャートが開いている場合、製品は気配値表示で非表示にすることはできません。銘柄が気配値表示で非表示の場合、データは MQL5プログラム及びストラテジーテスターで使用することはできません。「気配値表示」に追加できる金融製品の数は1000以下です。 |
ウィンドウの最下部では、選択された銘柄のプロパティが表示されます。
銘柄を手早く見つけるには、ウィンドウ上部のフィルターを使用します。中に銘柄名または説明の最初の文字を入力します。検索文字列に対応する銘柄のリストを以下に示します。
MT5取引の実行
プラットフォームの取引アクティビィーはブローカーが実行する成行及び未決注文を形成及び送信、また現在のポジションの変更や決済による管理を暗示します。プラットフォームでは取引履歴の確認、市場イベントのアラートの設定、他多数のことができます。
ポジションを開く
ポジションを開く、いわく市場に入るとは金融製品の売買です。取引プラットフォームでは、これは成行注文を出すことで成し遂げられます。その結果約定が実行されます。ポジションは未決注文のトリガーによっても開かれます。
成行注文の発注と一般的なパラメータ
新規注文作成のダイアログウィンドウはいくつかの方法によって開かれます。
- 気配値表示で銘柄を選択してコンテクストメニューで「新規注文」をクリックします。
- F9 ホットキーを押します。注文ウィンドウでは、銘柄がプラットフォーム設定に応じて追加されます。
- 「新規注文」をツールメニューでクリックするか「新規注文」を標準ツールバーでクリックします。

一般的な注文パラメータは下記の通りです。
- 銘柄 — 約定されるべき金融製品。
- タイプ — このフィールドで執行モードが選択された場合、選択された製品の成生操作が行われます。その他の場合は選択された種類の未決注文が出されます。
- 数量 — ロット単位での注文量。約定の取引量が大きいほど、銘柄価格の行方によってその潜在的な利益または損失も大きいです。約定量はまた取引口座でポジション確保に必要な証拠金にも影響します。
- 決済逆指値 — 注文で指定された価格の決済逆指値レベル。プラットフォーム設定によって価格またはポイント数単位。このレベルはポジションの損失を制限するために設定されます。このフィールドを NULL 値のままにしておくと、このタイプの注文は設定されません。
- 決済指値 — 注文で指定された価格の決済指値レベル。プラットフォーム設定によって価格またはポイント数単位。レベルは、ポジションの利益を確定するように設定されています。このフィールドを NULL 値のままにしておくと、このタイプの注文は設定されません。
- コメント — 注文の任意のコメント。コメントは 最長で31 文字です。コメントは、ポジションのリストと注文及び約定履歴に表示されます。注文コメントはブローカーまたはサーバによって変更することができます。例えば、ポジション決済逆指及び決済指をもって決済された場合、対応する情報がコメントに追加されます。
価格、ボリュームや決済逆指及び決済指値を 一定量で変更するには便利な方法があります。 -「Shift」の長押し — 5ポイント -「Ctrl」の長押し —10 ポイント -「Ctrl」と「Shift」の長押し — 50ポイント ティックチャートは発注ウィンドウで表示/非表示にすることができます。これには、ウィンドウをダブルクリックします。 取引ウィンドウには、現在の最高売買価格が表示されます。 注文が実行されるとポジションに対するメッセージが ツールボックスウィンドウの「取引」 タブに追加され、注文及び注文の約定は「履歴」タブに追加されます。 不正な決済逆指値や決済指値が指定された場合、ボタンを押すと警告が表示されて注文が受け入れられません。 |
買い注文を送るには「買」、売り注文を送るには「売」をクリックします。
– 注文が送信されると、その実行結果(取引操作の成功または取引が実行されていない理由)がウィンドウに表示されます。ワンクリック取引がMT5プラットフォーム設定で有効にされている場合は、注文実行の成功後、取引ウィンドウが実行結果を表示せずに閉まります。
ここで各執行モードの取引機能を見てみましょう。これは、製品の種類やブローカーによって異なります。(国内もしくは海外FX)
即時実行モードでの取引
このモードでは、注文はブローカーに提示された価格で実行されます。実行するために送信する場合、プラットフォームは自動的に注文に現在の価格を追加します。ブローカーが受け入れれば、注文が実行されます。
注文が処理されている際に価格が「偏差」フィールドで指定された値以上に変動すると、ディーラー(サーバ)は注文を拒否して新しい実行価格を推薦します。この場合、対応するメッセージが作成ウィンドウに表示されます。

新価格に同意する場合、「承認」をクリックすると注文は新価格で実行されます。同意しない場合「拒否」をクリックします。
新価格は、わずか数秒で有効になります。この期間中に決定を行わない場合、「リクオート」メッセージがウィンドウに表示されます。「OK」をクリックして元の注文ウィンドウに戻ります。
スリッページとは、トレーダーが同意した注文執行の種類や指定された価格との差額です。この値が大きいほど、注文実行リクエストで新しい実行価格(リクオート)を受け取る確率が低いです。スリッページがこの値以下の場合には、注文は通知なしに新価格で実行されます。それ以外の場合は、ブローカーは注文が実行可能な新しい価格を返します。
リクエスト実行モードでの取引
このモードでは、成行注文が以前にブローカーから受け取られた価格で実行されます。注文が送信される前に、特定の銘柄の価格は、ブローカーからリクエストされます。価格の受信後、指定した価格での注文の実行は承認または拒否することができます。
注文パラメータは、価格をリクエストする前のみに修正することができます。リクエストが送信されると、トレーダーは、プリセットパラメータを使用してのみ注文を行うことができます。 |
価格をリクエストするには「リクエスト」をクリックします。その後ウィンドウに「買」「売」ボタンが表示されます。リクエストの後に提供される相場は、数秒のみ有効です。この間に決定できないと「買」と「売」ボタンは再び隠されます。
マーケット実行モードでの取引
こ注文実行モードでは、ブローカーはトレーダーと更に話し合うことをせずに注文実行価格を決定します。そのようなモードで注文を送信することは、この価格での実行に事前同意することを意味します。
「約定ポリシー」では追加的に「フィル・オア・キル」か「即時またはキャンセル」の注文約定ルールを指定することができます。このフィールドがアクティブでない場合、そのオプションは、サーバ上で無効になっています。
「成行売り(sell)」や「成行買い(buy)」ボタンが押されると、ブローカー価格で実行される注文がブローカーに送信されます。
エクスチェンジ実行モードでの取引
「約定ポリシー」では追加的に「フィル・オア・キル」か「即時またはキャンセル」の注文約定ルールの指定することができます。このフィールドがアクティブでない場合、そのオプションは、サーバ上で無効になっています。
「売」や「買」ボタンがクリックされると、実行される売買注文がブローカーに送信されます。
エクスチェンジ実行モードでの取引の詳細は「板情報」をお読みください。 |
ポジションの管理
金融市場での取引の重要な側面は、有能なポジション管理です。取引プラットフォームにはこれに必要なツールが用意されています。
ポジションを確認するには?
現在のポジションリストは「ツールボックス」ウィンドウの「取引」タブに表示されます。

ポジションのリスト
- チケットーポジションチケット。各保有ポジションに新たに割り当てられた固有の番号。通常、その結果としてポジションを保有する、注文のチケットに対応します(サーバー上で行われた操作の結果、チケットが変更された場合を除く)。例えば、ポジションの再保有によるスワップの加算です。
- シンボルーポジションの金融製品。
- IDー外部取引システム(取引所など)のポジションID。ブローカーの設定に応じて、このパラメータの表示を無効にすることができます。
- 時間ーポジションの開いた時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
- 種別ーポジションタイプ。「買」はロングで「売」はショート
- 数量ー取引操作の数量(ロットかユニット単位)。最小量とその変更ステップはブローカー、最大量は預金サイズでによって制限されています。
- 価格ーポジションのオープンにつながった約定価格。ポジションが複数の取引の実行結果である場合は、このフィールドにはそれらの加重平均価格が表示されます(約定価格1* 取引量1+ … + 約定価格 N * 取引量 N) / (取引量1+ … + 取引量 N)。加重平均価格の丸めの精度は、銘柄価格の小数点以下の桁数に3桁を加えた数に等しいです。
- S/Lー現在のポジションの決済逆指値レベル。この注文が出されていない場合、このフィールドにはゼロ値が表示されます。
- T/Pー現在のポジションの決済指値レベル。この注文が出されていない場合、このフィールドにはゼロ値が表示されます。
- 価格ー金融製品の現在価格。売値はショートポジション、買値はロングポジションに表示されます。為替銘柄(両方向)のポジションには直近に実行された約定(直近)の価格が表示されます。
- 値ーポジションの市場価値。値は、始値と契約サイズの積として計算されます。
- スワップー支払われたスワップ額。
- 利益ーこのフィールドには現在価格を考慮した契約の財務結果が書かれています。正の結果は取引の収益性を示し、負は損失を示しています。
- 変更ーオペレーション実行時の資産価格の変化率。正の値と負の値は、それぞれ青と赤で表示されます。
- マジックー注文とポジションを開くときに取引ロボットによって指定された値(エキスパートアドバイザーID)
取引口座の状態:
- 残高ー現在開いているポジション結果を含まない口座の残高。
- クレジットーブローカーがトレーダーに与えたクレジット金額。
- 資産ートレーダーの預金通貨で定義された、買い取引で購入した金融製品の現在の値です。その値は、流動性マージン率を考慮して、金融製品の直近取引価格に基づいて動的に決定されます。実際には、資産は、トレーダーがロングポジションの即時決済の場合に受け取ることになる金額に相当します。このレートはエキスチェンジマーケットで使われます。詳細はこちらのセクションでお読みください。
- 債務ー負債は、現在の市場価格でこれらのポジションの値として算出された現在のショートポジションの債務です。実際には、債務額は、トレーダーがショートポジションの即時決済の場合に支払うことになる金額に相当します。このレートはエキスチェンジマーケットで使われます。詳細はこちらのセクションでお読みください。
- 手数料ー日ごとまたは月ごとの注文に蓄積されたポジションの手数料。(ブローカーによって決定される)手数料支払い条件に応じて、手数料の予備的な計算は、日または月ごとに行われます。相当する資金額が口座で確保され、このフィールドに表示されます。最終的な手数料の計算は日/月の終わりに行われ、適切な合計が別の残高操作として口座から引き落とされ(「履歴」タブではの別の取引として表示)、確保された金額が解放されます。手数料が約定実行の際にすぐに支払われた場合、値が「履歴」タブの「手数料」フィールドに追加されます。
- ブロックー(ブローカーによって指定された)一定の取引条件の下では、同日に得られた利益は取引操作に利用できません(有効証拠金に含まれません)。このブロックされた履歴は「ブロック」フィールドに表示されます。取引日の終わりには、この利益のロックが解除され、口座残高に入金されます。
- 有効証拠金ー有効証拠金は、バランス + クレジット – 手数料 +/- 浮動利益/損失ーブロックとして計算されます。
- 証拠金ーポジションと未決注文の保持に必要な金額。
- 可能額ーポジションを開くのに利用できる金額。これは有効証拠金(Equity) – 証拠金(Margin)として計算されます。有効証拠金に浮動利益、浮動損失、浮動利益/損失が考慮されるかどうかは(ブローカーによって指定された)取引条件によって異なります。
- 証拠金率ー口座の有効証拠金の証拠金量のパーセント (Equity / Margin *100)。
- 約定総額ーすべてのポジションの合計財務結果。
口座がマージンコールかストップアウト状態の場合、口座の状態ラインが赤で強調表示されます。
未決注文のリスト
- 銘柄ー未決注文の金融製品。
- 注文ー未決注文のチケット番号(一意の識別子)
- IDー外部取引システム(取引所など)の注文ID。ブローカーの設定に応じて、このパラメータの表示を無効にすることができます。
- 時刻ー未決注文が出された時刻。記録は YYYY.MM.DD HH:MM (年.月.日 時間:分)で示されます。
- 種別ー未決注文の種類:「売り逆指値」、「売り指値」、「買い逆指値」、「買い指値」、「買い逆指値リミット」 または 「売りストップリミット」
- 数量ー未決注文でリクエストされた数量と約定で取り扱われる数量(ロットまたはユニット)。
- 価格ー未決注文のトリガー価格。
- S/Lー決済逆指値注文のレベル。この注文が出されていない場合、このフィールドにはゼロ値が表示されます。
- T/Pー決済指値注文のレベル。この注文が出されていない場合、このフィールドにはゼロ値が表示されます。
- 価格ー金融製品の現在価格。売値はショートポジション、買値はロングポジションに表示されます。為替銘柄(両方向)に関する注文には直近に実行された約定(直近)の価格が表示されます。
- コメントー未決注文のコメントはこの欄に追加されます。コメントは注文が出されるときのみに書くことができます。コメントは注文の変更時には変更できません。また、取引操作コメントはブローカーによって追加されることができます。
- 状況ー最後の欄には、「スタート済」「注文済み」などの現在の未決注文の状況が表示されます。
金融製品、種類、量、現在の利益/損失などの多くのポジションパラメータがここに表示されます。また、取引口座の現在の状態と、開いているすべてのポジションの合計財務結果がここに表示されます。
すべてのオープンポジションの資産状況に関する概要情報は、「運用比率」タブで使用可能です。

プラットフォームは取引口座に使用されているリスク管理システム(Retail Forex、Futuresまたは取引モデル)に応じた、資産の表示を行います。
取引所でFXまたは先物取引をする方には『資産』セクションが市場での自分の現在の状況を理解するのに役立ちます。同じ通貨が様々なツールで見られます(通貨ペアのうちの1つとしてや基礎通貨としてなど)。例として、GBPUSD、USDJPY、GBPJPYで多方向にポジションを保有することができます。この状況において、最終的にどの通貨をいくつ保有していて、保有する必要があるのかを理解するのは非常に問題です。もっと難しいのは、このようなポジションが3つどころか、遥かに多く保有している場合です。このような状況の口座の最終的な状態は、『資産』タブで簡単に参照することができます。
これらの3つのポジションでの例を見てみましょう:
- Buy GBPJPY 1 lot at 134.027 — 100 000 GBP、134 027 000 JPYの買い
- Sell USDJPY 1 lot at 102.320 — 100 000 USDの売り、102 320 000 JPYの買い
- Sell GBPUSD 1 lot at 1.30923 — 100 000 GBPの売り、103 920 USDの買い
私達は同時に100 000 GPBを買い、売りました。合計としてGBPが0の場合、『資産』タブはこの通貨を表示しません。この場合ではUSDを売り、別の時に買いました。証拠金通貨はUSDなので、資産タブは現在の残高で計算し合計をします。JPYは2つの取引に入っているので、タブも合計値を表示します。

このセクションは取引モデルに沿って取引をする方が、資金の運用法を理解するのに役立ちます。前のモデルとの違いは、取引実行時に資金がすぐに引き落とし/入金される点です。例えば、EURRUBの購入時にすぐにユーロを取得し、残高からは相当する額のルーブルが引き落とされます。取引時に口座残高はマイナスになることがあります(借りている資金で取引を行っている場合に、補てんに取得した資産が使われる)。このような場合『資産』タブで、口座の取引状況を簡単に理解することができます。
ここでは追加でリクイディティ価格(口座上の資金の合計や市場価格による現在のポジション決済の価格/結果)が表示されます。
決済逆指値と決済指値でポジションを確保する方法
決済指値と決済逆指値はポジションまたは未決注文に結び付いた追加的な注文です。実際に、これらは価格が一定のレベルに達したときにポジションを決済するためのブローカーへの指示です。 決済指値は価格が有利に変動した場合利益を確保するために設定されます。決済逆指値は価格が不利益な変動を示した場合に損失を制限するために設定されます。
もちろん、トレーダーは自動売買ロボットを使ってポジションを監視することができます。しかしながら、このアプローチはいくつかの欠点を有します。
- トレーダーはポジション制御のために、四六時中コンピューターの前にいることはできません。
- これはロボットの場合違います。ロボットはユーザーの PC 上で実行されます。よって、エキスパートアドバイザーは、コンピューターが障害を起こしたりサーバへの接続が切断された(インターネット問題)場合には、そのポジションを管理することはできません。
決済指値と決済逆指値はこの問題を解決します。これらの注文は取引ポジションに関連付けられています。つまりそれらはブローカーのサーバ上に保存・実行され、取引プラットフォームの性能に依存しません。
この種の注文は未決注文に取り付けることもできます。これらは、リミット、ストップ、及びストップリミットです。未決注文トリガーの結果として出される注文は注文で指定され決済指値または決済逆指値を受け継ぎます。トリガーされた未決注文がポジションのある金融製品に関連していると、このポジションはボリュームの増減に応じて変更します。この場合、注文で指定された決済指値と決済逆指値が使用されます。注文にゼロ値が指定されている場合は、ポジションの決済逆指及び決済指値は削除されます。
逆指値レベルの変更の仕方はいくつかあります。
- ポジション変更ダイアログの使用
- ポジションの金融製品のチャートでのマウス操作
- ポジションの金融製品のチャートのコンテクストメニューの使用
ポジション変更
ポジションの逆指値レベルを変更するには「変更または削除」を「取引」タブのコンテクストメニューでクリックします。
結果ウィンドウでは、レベルは2つの方法で変更できます。
- 「決済逆指値」及び「決済指値」フィールドで新しい値を設定します。
- レベル値はポジションの始値からのポイント数として設定します。
その後「変更…」をクリックします。
「変更…」ボタンは決済逆指値及び決済指値が正しく設定できるまでアクティブになりません。逆指値レベルはブローカーの銘柄仕様(契約使用)で指定されています。 ポジション変更ウィンドウにダブルクリックするとティックチャートが表示/非表示されます。 |
ポジション変更はチャートのコンテクストメニューからもアクセスできます。
チャートからの逆指値レベルの管理
決済逆指及び決済指の変更は 「建玉と注文を表示」オプションがプラットフォーム設定で有効にされている場合のみ可能です。
チャート上のレベルを変更するには、それを左クリックし、マウスボタンを長押して望まれた値レベルに上下にドラッグします(ドラッグ&ドロップ)。
レベルが設定されるとポジション変更ウィンドウが表示されもっと正確にレベルを調整することができます。
決済逆指及び決済指の変更はプラットフォーム設定の「ドラッグによる注文変更を有効にする」オプションが有効にされた場合に有効です。 |
コンテクストメニューでの逆指値レベルの配置
チャートの製品のポジションがある場合、決済レベルはチャートのコンテクストメニューの「取引」サブメニューで設定できます。
逆指値注文の価格は、チャートの価格のスケール上のカーソルの現在位置に応じて設定されています。ポジションオープン価格と方向によって決済逆指値または決済指値を設定するコマンドがメニューに現れます。
コマンドによって注文変更ウィンドウが開かれ、価格は手動で調整できます。
ワンクリック取引がプラットフォーム設定で有効な場合、取引ダイアログは表示されず逆指値注文は即時指定された注文で出されます。 |
トレール注文の意味と設定の仕方
決済逆指値は、株値が間違った方向に移動した場合の損失を最小化するために使用されます。ポジションが有益になると、ストップロスが手動で損益分岐レベルに移動することができます。トレール注文はこの過程を自動化します。このツールは、指向性の強い価格変動の際や、何らかの理由で継続的に市場を監視が不可能な場合に有用です。
トレール注文は常にポジションや未決注文と関連づけられます。それはストップロスと違い、サーバ上でなく取引プラットフォームで実行されます。トレール注文の設定には、ポジションコンテクストメニューで「トレール注文」を選択するか「取引」タブで同じことをします。
決済逆指値レベルと現在価格との間の望まれた距離を選択します。トレール注文を手動で設定するには「カスタムレベルの設定」ボタンを使います。
トレール注文は、ポジションや未決注文ごとに1つだけ設定できます。 トレール注文操作は別のセクションで説明されています。 |
ポジションの取り引き量を増減する方法
ポジション数量の増減は取引口座のポジション会計システムによって違います。
ネッティング | ヘッジ |
1つの金融製品では、任意の時点でポジションが1つだけ存在することができます。異う方向(売買)を持つポジションは許可されていません。 よって、1 ロットの金融銘柄を買う取引操作が実行され、1 ロットの売ポジションがある場合、ポジションが決済されます。 また、1 ロットの買ポジションがあって1 ロットをまた買うと、2 ロットのポジションが1つなることになります。この場合始値が再計算されます。—始値の加重平均が (始値1* 取引量1 + 始値2* 取引量2) によって計算されます。 反対方向の取引についても同じことが言えます。1 ロットの買いポジションがあって同じ製品を 0.5 ロット売ると、 0.5 ロットの買いポジションが1つ残ります。 | 取引口座には、同じ銘柄の方向の異なる(売買)複数のポジションが同時に存在することができます。 既存のポジションの数量は増加できません。 ポジションの部分的決済には、適切なポジションのコンテキストメニューで「ポジション決済」をクリックします。次に決済数量を入力して「決済…」をクリックします。 |
チャートでエントリーを分析する方法
取引では、市場への参入とエグジットのタイミングの正しさを評価することが重要です。これは銘柄の価格チャート上で実行される約定のグラフィカルな表現を介して便利に行うことができます。
取引または履歴タブでのジションまたは取引を選択し、コンテキストメニューから[チャートで表示]を選択して、[(銘柄名)取引の追加]をクリックします。適切な取引は選択された銘柄の現在開いているすべてのチャートに表示されます。選択された銘柄のチャートが1つも開いていない場合は、新しいチャートが開きます。[取引履歴の表示]オプションは チャートプロパティでも有効にできます。
取引はチャート上にアイコンでマークされます
(買取引)および
(売取引)。アイコンの上にマウスカーソルを置くと、取引に関する情報(チケット、取引タイプ、ボリューム、銘柄、始値、カーソルの現在の価格座標)を含むツールチップが表示されます。
チャートのすべての履歴取引の表示を有効にするには、コンテキストメニューの[チャートに表示\自動更新]オプションを有効にするか、プラットフォーム設定の[取引履歴の表示]を有効にします。
ポジションの決済
為替レートの差から利益を得るためには、ポジションの決済が必要です。ポジション決済には、最初の取引操作と反対の操作が実行されます。例えば最初の取引操作が1ロットの金 先物の買いだった場合、決済のためには同じセキュリティの1ロットが売られなければなりません。
ポジションは反対方向の取引量によって完全または部分的に決済できます。 ネッティングシステムでのポジション決済では、同じ銘柄と数量で反対方向の取引操作が行われるべきです。 ヘッジ システムでのポジション決済には、ポジションのコンテキストメニューで明示的に「ポジション決済」コマンドを選択します。 |
ポジションの完全決済には、ポジションをダブルクリックするか「取引」タブのコンテクストメニューで「ポジション決済」コマンドを使います。
「決済…」をクリックするとポジションが決済されます。
ポジションを部分的に決済したい場合は「数量」フィールドに望まれた決済量を指定します。リクエスト実行モードでは、ポジションの決済はリクエストされなければなりません。 |
Close by
この操作では、同じ銘柄の2つの対向ポジションを閉じることができます。ポジションの数量が異なる場合は、一ポジションのみが開いたままになります。その数量は、2つの決済されたポジション間の差に等しくなり、方向はより大きなポジションに対応することになります。
2つのポジションの別々の決済とは対照的に、「Close By」操作はトレーダーに1スプレッドを与えます。
- ポジションを別々に決済すると、トレーダーはスプレッドを2回負担します。買いポジションはより低い価格(買値)で決済され、売りポジションは売値で決済されます。
- Close by操作では、一番目のポジションが二番目のポジションの決済に使われ、一番目のポジションは二番目のポジションの始値で決済されます。
この操作はヘッジポジション会計システムのみで利用可能です。 |
ポジションを二回クリックして「取引」タブのコンテキストメニューで「ポジション決済」を選択します。「Type」フィールドで「Close By」を選択します。
反対のポジションを選択して「決済」をクリックします。
未決注文の発注
未決注文とは株を将来に事前定義された条件で売買するためにブローカーに出された指示です。例えば、EURUSDを1.10800で売りたいが価格がそこまで上がっていないので待つことが必要とします。未決注文を出すと、その時点で取引プラットフォームが閉じられていてもブローカーが注文を実行します。
未決注文では決済逆指値と決済指値も指定できます。それらは注文に基づいて開かれたポジションに設定されます。 6種類の未決注文がプラットフォームで用意されています。 |
未決注文の発注と一般的なパラメータ
未決注文を出すには様々な方法があります。
- 気配値表示で銘柄を選択してコンテクストメニューで「新規注文」をクリックします。
- F9を押します。注文ウィンドウでは、銘柄がプラットフォーム設定に応じて追加されます。
- 「新規注文」をツールメニューでクリックするか「新規注文」を標準ツールバーでクリックします。
この後、注文ウィンドウで「タイプ」フィールドで「未決注文」を選び「銘柄」フィールドで銘柄を指定します。
- Type ー 未決注文タイプ
- 数量 ー注文ボリューム(ロット単位)
- 価格 ー 未決注文のトリガー価格。ストップ及びリミット注文では、これが発注に使われる価格です。ストップリミット注文では、これは「注文価格」で指定されたレベルでのリミット注文アクティベーション及び発注価格です。
- 決済逆指値 ー決済逆指値レベル。このフィールドを NULL 値のままにしておくと、このタイプの注文は設定されません。
- 期限 ー注文の有効期限:
- GTC(無制限)ー 注文は手動で削除されるまでキューに留まります。
- 当日 ー注文は今日のみ有効です。
- 指定 ー注文は「有効期限」フィールドで指定された日付までアクティブです。
- 有効期限 ー注文は指定された日の 00:00 まで有効です。この時間は、取引セッション外の場合、有効期限は、最寄の取引時間で処理されます。
- コメント ー注文のコメント。コメントは 最長で31 文字です。
- 約定ポリシー ーリミット及びストップリミット注文の追加的な約定ルール:「フィル・オア・キル」、「即時またはキャンセル」または「リターン」。このボックスが利用できない場合、そのオプションは、サーバ上で無効になっています。
- ストップリミット ーこのフィールドはストップリミット注文でのみアクティブです。ストップリミット注文がトリガーすると、リミット注文が指定された価格で出されます。
- 決済指値 ー決済指値レベル。このフィールドを NULL 値のままにしておくと、このタイプの注文は設定されません。
- 有効期限 ー注文の有効期限が「指定」または「指定日時」の場合、このフィールドでは注文の有効期限が指定されます。
すべてのパラメータが有効であるまで「発注」ボタンはアクティブになりません。 決済逆指値及び決済指値注文はポジションのみでトリガーされ未決注文にはトリガーされません。 注文コメントはブローカーまたはサーバによって変更することができます。 「約定ポリシー」及び「有効期限」フィールドがアクティブでない場合、サーバで変更機能が無効になっている可能性があります。 |
指値注文の発注
指値注文は価格の「ロールバック」を期待して出されます。トレーダーは、価格が支持や抵抗のような一定のレベルに到達してから、反対方向に移動すると予想しています。
これらの注文は、指定された価格またはより良い価格で実行されます。よって注文の実行時にスリッページは起こりません。これらの注文の欠点は、価格が離れすぎて逆方向になった場合、ブローカーが注文を拒否することができるために、実行が保証されないということです。
買い指値注文を出すには下記を行います。
この例では、価格が1.25350で、価格が1.24453の支持レベルに達して上昇を続けることを予期したトレーダーが1.24620での買指値注文を出します。
これは売り指値注文の反対です。これらは価格が一定の水準に上昇し、下がることを見越して出されます。
逆指値注文の発注
逆指値注文は一定のレベルのブレイクスルーが予期されていることを暗示します。トレーダーは価格が、一定のレベルに達し、それを突破し、同じ方向に進むことを期待します。トレーダーは、市場がすでに逆転し、支持や抵抗のレベルに到達したことを想定しています。
そのような注文がトリガーされると、対応する市場の注文実行リクエストがブローカーに送信されます。注文は、指定された価格またはより不利な価格で実行されます。言い変えると、市場価格が反転した場合、注文はスリッページで埋められます。しかし、指値注文と違って、逆指値注文の実行は保障されています。
この例では、価格が1.28190で、既に1.28260で反転した価格が下降を続けることを予期したトレーダーが11.27600での売逆指値注文を出します。
これは買逆指値注文の反対です。それらは、市場が既に逆転していて、価格が上昇すると仮定して出されます。
ストップリミット注文の発注
これは.逆指値注文(ストップ注文)と指値注文(リミット注文)の組み合わせです。逆指値価格が達すると、指値注文が出されます。この種の注文はトレーダーが逆指値注文を出したいがスリッページを制限したいときに使われます。
以下の例では、ストップリミット注文は、価格がレジスタンスレベル1に達した後ロールバックし、その後抵抗レベル2に達すると期待して出されています。
チャートから素早く注文する方法
未決注文はチャートコンテクストメニューの取引サブメニューから出すことができます。
チャート上で必要な価格水準にマウスカーソルを置いて、適切なコンテクストメニューのコマンドを実行します。
カーソルの位置によって、使用できる注文タイプがメニューに表示されます。メニューが現在の価格の上でアクティブになれば、ユーザーは、売り指値と買い逆指値注文を出すことができます。メニューが現在の価格の下でアクティブになれば、買い指値売り逆指値注文を出すことができます。
銘柄の選択された価格と現在の価格との利用可能な距離がさらに確認されます(「逆指値レベル」)。
コマンドの実行後、注文ウィンドウが表示されパラメータをより正確に調整することができます。
「ワンクリック取引」オプションがプラットフォーム設定で有効な場合、注文は取引ダイアログの表示なしで即時に指定価格で出されます。 |
未決注文の管理
未決注文は、新しいアクティベーション価格の設定、ストップレベルや有効期限などの変更を必要とする場合があります。
注文の変更
未決注文の変更には「変更または削除」を「取引」タブのコンテクストメニューでクリックします。
未決注文の発注の際に記入するフィールドのほとんどは変更可能です。例外は数量、約定ポリシー及びコメントです。新しいパラメータの入力後「変更」をクリックします。
パラメータが正しく設定されていない場合は、「変更」ボタンが非アクティブになります。 |
マウスを使ったチャートでの注文変更
チャートでの未決注文の変更は「建玉と注文を表示」オプションがプラットフォーム設定で有効な場合のみに可能です。
未決注文では決済逆指値と決済指値レベルはそれぞれに変更でき、逆指値レベルと注文価格の変更も可能です。
- チャートで別々の逆指値レベルを変更するには、レベルを左クリックして望まれる値までドラッグします(ドラッグ&ドロップ)。
- 注文全体を変更するには価格線をドラッグします。この場合、価格と逆指値レベルはともに移動されます。
- ストップリミット注文では逆指値価格及び指値価格も移動できます。チャートので 「売りストップリミット」や「売りストップリミット」と表示されているレベルが移動されると、指値注文値、決済逆指値、決済指値を含むすべてのレベルが移動されます。チャートで「買い指値」や「売り指値」として表示されている指値注文値は他のレベルから独立して移動されます。
レベルが設定されると注文変更が表示されレベルをより正確に調整できます。「ワンクリック取引」オプションがプラットフォーム設定で有効な場合、注文は取引ダイアログの表示なしで即時に指定価格で出されます。
チャートでの 未決注文の変更は「ドラッグによる注文変更を有効にする」オプションをプラットフォーム設定で無効にすることによって無効にできます。 |
コンテクストメニューを使ったチャートでの注文変更
チャートの未決注文’の コンテクストメニューでは、未決注文の変更や削除をはじめとして、トレール注文の設定ができます。
- 変更 — 選択された注文変更のウィンドウを開きます。
- 削除 — 注文削除ウィンドウを開きます。ワンクリック取引がプラットフォーム設定で有効な場合、取引ダイアログは表示されず削除は即時行われます
- トレール注文 — トレール注文選択メニューを開きます。
未決注文の削除
未決注文は変更ウィンドウで「Delete」ボタンを押して削除できます。また、未決注文は「失効」フィールドで指定された時刻に自動に削除されます。削除された未決注文はツールボックスウィンドウの履歴タブで「キャンセル」でマークされます。
また、未決注文はコンテクストメニューを使ってチャートから直接削除することもできます。
取引口座履歴
プラットフォームは、アカウントの取引履歴への完全なアクセスだけでなく、それを分析するためのさまざまなツールを提供します。ツールボックスウィンドウの「履歴」タブを開きます。
取引履歴は様々な形で提示することができます。
- ポジションとして。プラットフォームは、ポジションに関連した取引データ(ポジションの開始点、追加の数量、部分的および完全決済)を収集し、そのデータを1つのレコードに組み合わせます。このレコードには、次の詳細が含まれます。
- 最初と最後の取引によって決定されるポジションの開閉時間
- ポジションの数量ポジションの一部が決済されている場合は決済された数量とソース数量
- 加重平均されたポジションの始値と終値
- ポジションに関連する取引の結果
- ポジションを開閉した約定のストップロスおよびテイクプロフィットによって決定されたポジションの逆指値と指値
- ブローカーに送信されたすべての取引リクエストを含む注文リスト
- 約定リスト — 注文に基づいて実行された実際の売買取引
- 取引リクエストがどのように処理されたかを示す、すべての取引操作のツリービュー
ポジションの形で取引履歴を表示するために、端末は要求された期間に実行された取引に関する情報を使用します。この期間内に決済されたポジションのみが履歴に表示されます。ポジションがまだ開いているか、その決済時間が選択された間隔を超えている場合、履歴に表示されません。したがって、ポジションモードの合計(利益と手数料)は、注文/取引履歴モードの合計と異なる場合があります。
たとえば、過去1週間の履歴を表示しているとします。この期間中、100件の取引が実行され、そのうち98件が20のポジションを開くおよび決済しました。最後の2つの取引では新しいポジションを開きましたが、現在まで決済されていません。この場合、取引の履歴には100件のレコードと、これらの取引に基づいて計算された適切な合計値が含まれます。履歴をポジションとして表示すると、98件の取引に基づいて収集された20件のレコードが表示されます。合計値を計算するときは、このデータのみが考慮されます。ブローカーがエントリー取引ごとに手数料を請求する場合、取引履歴の最終手数料はポジション履歴の手数料と異なります。後者の場合、最後の2つの取引は無視されるためです。
MT5アラート — 市場イベント通知の設定の方法
MT5/MT4アラートは、市場のイベントを通知するために使用されます。アラートを作成すると、コンピューターと離れていても、取引プラットフォームが自動的に指定されたイベントを通知します。
アラートは、「アラート」タブで設定されます。アラートはコンテクストメニューで「Insert」を押して作成できます。
MT5ワンクリック取引
取引の実行速度は、金融取引で非常に重要です。トレーダーは利益を得る機会をキャッチするために、市場に入る野に間に合うよう努力しています。自動売買ロボットは高頻度取引のために使用することができます。しかし、トレーダーの一部はまだ手動で取引することを好みます。プラットフォームは、ただ1つのマウスクリックで様々な取引操作を行うための特別なツールを備えています。
チャートでのワンクリックで約定する方法
特別パネルは、チャート上での即時で直接な特定の操作を可能にします。これを有効にするには、チャートコンテクストメニューのをクリックします。パネルはOHLCの左のをクリックして非/表示にできます。
このパネルでは指定された数量の売買の成行注文を即時送信することができます。
シングルマウスアクションと決済指及び決済逆指によって市場でのポジションを保護する方法
チャートのポジションの決済指及び決済逆指は迅速に設定することができます。ポジションレベルにクリックして上/下にドラッグします。ポジションとドラッグの方向により、決済指値か決済逆指値がプロンプトされます。
レベルを移動すると、ツールヒントがレベルがトリガーされた場合に得ることができる潜在的利益(または損失)を預金通貨とピップで表示します。
チャート上のレベルを変更するには、それを左クリックし、マウスボタンを長押して望まれた値レベルに上下にドラッグします(ドラッグ&ドロップ)。
決済逆指及び決済指の変更は 「建玉と注文を表示」オプションがプラットフォーム設定で有効にされている場合のみ可能です。 決済逆指及び決済指の変更はプラットフォーム設定の「ドラッグによる注文変更を有効にする」オプションが有効にされた場合に有効です。 |
ポジションの利益/損失を即時ロックする方法
ポジションを即時決済して現在の利益/損失を受け取るには「ツールボックス」ウィンドウで、「取引」タブを使用します。
ポジションの「損益」コラムにはボタンがあります。ポジションのボタンをクリックすると、それはすぐに追加の確認をせずに決済されます。
チャートの望まれたレベルで未決注文を素早く出す方法
未決注文はチャートコンテクストメニューの取引サブメニューから出すことができます。
チャート上で必要な価格水準にマウスカーソルを置いて、未決注文を設定するための適切なコンテクストメニューのコマンドを実行します。
カーソルの位置によって、使用できる注文タイプがメニューに表示されます。メニューが現在の価格の上でアクティブになれば、ユーザーは、売り指値と買い逆指値注文を出すことができます。メニューが現在の価格の下でアクティブになれば、買い指値売り逆指値注文を出すことができます。
銘柄の選択された価格と現在の価格との利用可能な距離がさらに確認されます(「逆指値レベル」)。
注文量はクイック取引パネルで選択されます。 |
コマンドの実行後、注文ウィンドウが表示されパラメータをより正確に調整することができます。「ワンクリック取引」オプションがプラットフォーム設定で有効な場合、注文は取引ダイアログの表示なしで即時に指定価格で出されます。
チャートで未決注文の価格を手早く変更する方法
チャートでの未決注文の変更は「建玉と注文を表示」オプションがプラットフォーム設定で有効な場合のみに可能です。
未決注文では決済逆指値と決済指値レベルはそれぞれに変更でき、逆指値レベルと注文価格の変更も可能です。
- チャートで別々の逆指値レベルを変更するには、レベルを左クリックして望まれる値までドラッグします(ドラッグ&ドロップ)。
- 注文全体を変更するには価格線をドラッグします。この場合、価格と逆指値レベルはともに移動されます。
注文を移動すると、ツールヒントが表示されて現在価格からの距離を預金通貨とピップで表示します。
レベルが設定されると注文変更が表示されレベルをより正確に調整できます。ワンクリック取引がプラットフォーム設定で有効な場合、取引ダイアログは表示されず変更は即時行われます。
チャートでの 未決注文の変更は「ドラッグによる注文変更を有効にする」オプションをプラットフォーム設定で無効にすることによって無効にできます。 |
ワンクリックで 未決注文を削除する方法
未決注文を手早く削除するには、「ツールボックス」ウィンドウで「取引」タブを使用します。
注文の state 欄にはボタンがあります。注文ライン上で押されると、追加の確認なしに注文が削除されます。
決済逆指値及び決済指値をワンクリックで削除する方法
決済逆指値及び決済指値をワンクリックで削除するには、「ツールボックス」ウィンドウで「取引」タブを使用します。
S/L または T/P 欄で、をクリックします、適切なレベルは更なる確認なしで削除されます。
板情報と気配値表示でのワンクリック取引
ワンクリック取引オプションは板情報と気配値表示でも使用できます。詳細は適切なセクションで見られます。
- 板情報からのクイック取引
- 気配値表示でのワンクリック取引
ワンクリック取引の特徴
最初にワンクリックで取引をするためにしようとすると、契約のウィンドウが表示されます。
条件を受け入れる場合は「規約と条件に同意します」をチェックして「OK」をクリックします。条件を受け入れない場合は「キャンセル」をクリックして「ワンクリック取引」機能をご使用なさらないでください。
ワンクリック取引オプションはプラットフォーム設定で有効にできます。
ワンクリックで操作を実行するときは、その機能のいくつかの点にご注意ください。
- ワンクリック取引は「リクエスト」以外のすべての執行モードで使用できます。後者の場合は、標準的な取引ダイアログが現れます。
- 即時実行モードでは、注文で許容されるスリッページは「スリッページ」オプションで設定されます。
- 約定ポリシーは製品の執行モードに基づいて選択されます:エクスチェンジ実行では常に「リターン」、成生注文ではFOK(フィルオアキル)または「即時または取り消し」(銘柄で使用可能なポリシーによって)で、 即時実行とリクエスト実行では常にFOK(フィルオアキル)です。
- リクオートが受信されると、プラットフォームの操作ログにエントリーが追加されリクオート音声が再生されます。
クイック注文のパネルボタンを表示するときは、次のルールが適用されます:
- スペースの節約のために異なるサイズの数字の間の小数点は表示されません。この場合、フォントサイズがセパレータとなります。
- 3桁の相場の場合には1と2の桁が強調表示され、5桁の場合には3と4の桁が強調表示されます。他の場合には最後の2桁が強調表示されます。
価格チャート、テクニカル及びファンダメンタル分析
金融市場での取引の中で最も重要な側面は、市場エントリとエグジットに関する正しい意思決定を行うことです。取引するべきかより有利な条件を待つべきか?取引プラットフォームが用意している分析ツールはこの質問に答えます。
分析ツールに基づいた市場分析の方法と取引ストラテジーは無数にあります。分析は大きくテクニカルとファンダメンタル分析の2種類に分けることができます。
チャートの表示と設定
取引プラットフォームのチャートは一定期間にわたっての銘柄の相場の変化を視覚化します。チャートはエキスパートアドバイザーのテクニカル分析と操作に使用されています。トレーダーは、チャートを使って、視覚的にリアルタイムで通貨の価格と株式を監視し、瞬時にマーケットの状況の変更に応答することができます。
取引プラットフォームでは一度に100チャートまでを開き、外見をカスタマイズして情報を表示し、様々なオブジェクトやインディケーターを追加及び削除したりすることなどができます。
チャート:作成、表示、時間足とスケールの設定
チャートは「気配値表示」 ウィンドウから銘柄をドラッグすることによって開けられます。既に開いているチャートにドラッグされた場合、新しい銘柄がそのチャートに追加され古い銘柄が削除されます。この場合、既存するチャートの設定はすべて新しいチャートに適応されます。金融製品をドラッグしながら Ctrlを長押しすると、インストール時に作成されたDEFAULT.TPL定形チャートを使用した新しいチャートが別のウィンドウに開かれます。この定形チャートは削除はできませんが変更できます。 開いている複数のチャートの中から目的のチャートをすばやく見つけるには、気配値表示の適切な銘柄、取引または履歴セクションの注文またはポジション、またはアラートを選択します。該当する銘柄のチャートフレームが3回点滅します。 |
チャートの色の変更
チャートの外見はカスタマイズが可能で、要素の(非)表示や色の変更は自由自在です。プラットフォームでは3種類の基本配色が可能です。チャートプロパティーでは、基本配色を選択したりチャートのそれぞれの要素の色彩の設定したりができます。
チャートプロパティ—を開くにはコンテクストメニューで「プロパティ」を開くかチャート設定メニューで同じことをします。
チャートの整理
取引プラットフォームで複数のチャートが開いている場合、整理は簡単です。ウィンドウメニューで、チャート整理のいずれかを選択します。
定形チャートとプロファイルとは
定形チャートとプロファイルはチャート設定を保存して必要に応じて適応することができます。例として、通貨ペアの分析のために、レベルをマークする水平線が追加されたとします。レベルの保存には別の定形チャートを保存します。この場合、このチャートの適応によって、レベルが新しいチャート上で復元できます。
定形チャートは個々のチャートのパラメータの保存に使用されます。これらは、チャートの種類と色、基本配色、スケール、実行されるエキスパートアドバイザー、適応されたインディケーターと分析オブジェクトなどといった設定です。
プロファイルでは、すべての開かれているチャートの設定や整理法、つまりテクニカル分析のワークスペース全体を保存することができます。
プロファイルや定形チャートはツールバーで操作することができます。
これらはチャート設定メニュー、チャートコンテクストメニュー及びプラットフォームのステータスバーからもアクセス出来ます。
詳細は定形チャートとプロファイルをご覧ください。 |
チャート上で正確な値を表示する方法
チャート上で正確な価格、時刻やインディケーターの値を表示するにはクロスヘアとデータウィンドウを使用します。
「ライン等」ツールバーでクロスヘアを有効にすると、チャートのポイントの正確な値が縦横軸に表示されます。チャート上の現在のカーソル位置についての詳細(日付と時刻、バーパラメータ、ボリューム、スプレッド(選択したバーの最小値)、インジケーター値)はデータウィンドウで参照できます。
インディケーターは値がこのウィンドウで表示されるように設定できます(インディケータープロパティウィンドウの表示選択タブ)。 |
複数画面でのチャートの使用
取引プラットフォームでは、メインターミナルの作業領域から金融銘柄チャートを切り離すことができます。この機能は、複数の画面を使用している場合に便利です。つまり、1つ目の画面にメインプラットフォームウィンドウを設定してアカウント状態を管理し、チャートは2番目の画面に移動して市場状況を観察することができます。チャートをターミナルから切り離すには、コンテキストメニューの[ドック]オプションをオフにします。その後、チャートを望まれる画面に移動します。
切り離されたチャート上の別のツールバーを使用すると、画面を切り替えることなく 分析オブジェクトとインジケーターを適用できます。ツールバーのコンテキストメニューを使用すると、使用可能なコマンドのセットを管理したり非表示にできます。
チャート作成機能
チャートが基づく履歴データは、ハードディスクに保存されています。チャートを開くとデータがディスクから読み込まれ最後の欠落しているデータは取引サーバからダウンロードされます。ハードディスクに銘柄の履歴データがない場合、直近の履歴から512バーがダウンロードされます。
更に古いデータをダウンロードするには、チャートを望まれたエリアに移動します。チャートが開かれると、プラットフォームは現在相場の情報を受信し始めます。よって、その後の価格変化はリアルタイムモードで表示されます。この情報は履歴ファイルに自動的に保存され、チャートが再び開かれた際に使用されます。
プラットフォーム設定では、「チャートの最大バー数」パラメータが設定できます。このパラメータはチャート上に表示される履歴データの量を制御します。 チャートの作成には売値が使用されます。銘柄の板情報が利用できる場合、チャートは直近価格(直近に実行された取引の価格)に基づきます。 |
MT5テクニカルインジケーター
テクニカルインジケーターはテクニカル分析の最も重要なツールです。いつ、どのように取引することについての決定は、技術的なインジケーターシグナルに基づいて行うことができます。テクニカルインジケーターの本質は、将来の価格変動を予測することを目的と金融銘柄価格の数学的変換です。これは肉眼では見えない価格ダイナミクスに様々な特徴やパターンを識別するための機会を提供します。
インジケーターの種類
インジケーターは、機能的特性に応じてトレンドインジケーターとオシレーターの2つに分けることができます。トレンドインジケーターは、価格方向とトレンド反転の瞬間を同期的または遅延的に識別し、見つけるのを手伝います。オシレータは、事前または同期的に、市場の反転ポイントを定義することを可能にします。
独立したカテゴリには、数量に基づいた計算インジケーターが含まれます。外国為替市場では、「FXボリューム」は一定期間でのティック(価格の変動)の数を意味します。株式証券の場合、それは(契約や金銭面で)実行された取引の量を意味します。
もう1つのカテゴリはビルウィリアムズインジケーターです。ビルウィリアムズインジケーターは、ビルウィリアムズのFX本に記載された取引システムの一部であるため、独自のグループに含まれています。
上記のカテゴリは取引プラットフォームに内蔵されたインジケーターを含みます。プラットフォームでは38のインジケーターが利用できます。取引プラットフォームでは多数の追加的なカスタムインジケーターも使用することができます。コードベースからは様々な無償アプリケーションのソースコードのダウンロードが可能です。マーケットでは即時テクニカル分析に使用できる数千のアプリケーションと自動売買システムが用意されています。
便宜上、すべてのインジケーターはナビゲーターウィンドウ内のグループに分けられています。
チャート上でのインジケーターの実行
インジケーターの適応に一番便利な方法はナビゲーターウィンドウからドラッグすることです。インジケーターコマンドは挿入メニュー(標準ツールバー)も使用できます。
テクニカルインジケーターは、独自の垂直スケールを持つ独立したインジケーターウィンドウに描画することも(例えばMACD)直接価格チャートに適応することも(例えば移動平均線)できます。
適応されたインジケーターの設定の変更
実行中のインジケーターの設定は変更可能です。インディケータ表示リストウィンドウで必要なインジケーターを選択し「プロパティ」をクリックするかチャートのインジケーターコンテクストメニューをご利用ください。
インジケーターの管理にはコンテクストメニューを使用します。
- プロパティ — インジケータープロパティを開きます。
- 削除 — 選択されたインジケーターをチャートから削除します。
- サブウィンドウを削除 — インジケーターサブウィンドウを削除します。このコマンドは、別のサブウィンドウで実行されているインジケーターのコンテクストメニューでのみ使用できます。
- インディケータリスト — インディケータリストウィンドウを開きます。
インジケーターの線、銘柄やヒストグラムの境界にマウスカーソルを移動すると、この時点で正確にインジケーターの値を定義することができます。 |
インジケーターの外観のカスタマイズ
取引プラットフォームではインジケーターの外観のカスタマイズが利用できます。インジケーターの適応時にパラメータを設定することも後に変更することも可能です。インジケーターの外観は「プロパティ」タブで調整されます。
インジケーターの線の色、幅、スタイルは「スタイル」フィールドに設定されています。
様々な要素の表示は一目均衡表、アリゲーター、MT5カスタムインジケーターのそれぞれに設定できます。線の色、幅及び種類は「カラー」タブで設定できます。
インジケーターの描画データの選択
インジケーターは、価格データ及びそのデリバティブ(中央値価格、一般的な価格、加重終値)、ならびに他のインジケーターに基づいてプロットすることができます。例として移動平均線はオーサムオシレーターに適応して追加的なAOシグナルラインを持つことができます。AOインジケーターが初めに描画され、MAが適応されます。MA設定では「Apply to」フィールドの「Previous Indicator’s Data」が選択されます。「First Indicator’s Data」が選択されると、MAは一番初めに追加されたインジケーターに適応され、他の任意のインジケーターであることができます。
9種類のインジケーター作成の利用が可能です。
- Close — 終値に基づきます。
- Open — 始値に基づきます。
- High — 高値に基づきます。
- Low — 安値に基づきます。
- Median Price (HL/2) — 中間価格(高 + 低)÷2に基づきます。
- Typical Price (HLC/3) — 典型的価格(高 + 低 + 終)÷3に基づきます。
- Weighted Close (HLCC/4) — 加重平均価格(高 + 低 +2*終) ÷4に基づきます。
- First indicator’s data — 初めに適応されたインジケーターの値に基づきます。メインチャートウィンドウの一番目のインジケーターは価格であるため、一番目のインジケーターのデータを使用するオプションは、別ウィンドウのインジケーターでのみ使用可能です。
- Previous indicator’s data — 一つ前のインジケーターの値に基づきます。
追加的なインジケーターレベルの設定
いくつかのインジケーターでは、追加的なレベルの設定が可能です。「レベル」タブを開いて「追加」をクリックして表にレベルの値を入力します。レベルの説明を入力することもできます。
線の色、幅及びレベルのスタイルは下記で設定できます。レベルを編集するには「編集」をクリックするか適切なフィールドをダブルクリックします。
価格に適応されたインジケーターでは、レベルはインジケーターの値としてされたレベルの和によって描画されます。別のサブウィンドウに描画されたインジケーターでは、レベルは垂直方向軸の指定された値での水平線として描画されます。 |
インジケーター表示設定
様々な時間足(時間足)でのインジケーターの表示は「表示選択」タブで設定されます。インジケーターは選択された時間足のみで表示されます。これはインジケーターが特定の時間足で使用するために設計されている場合に役に立ちます。
「データウィンドウに表示」オプションはデータウィンドウで表示されたインジケーター情報の管理に使われます。
いくつかのインジケーターでは追加的にスケールが設定されます。そのようなインジケーターのプロパティウィンドウには「スケール」タブが存在します。
- スケールの継承 — ウィンドウの一番目のインジケーターからのスケールの継承を有/無効にします。このオプションが有効にされると、インジケーターは一つ前に適応されたインジケーターと同じスケールを持ちます。
- ラインによるスケール — サブウィンドウでドラッグ・アンド・ドロップラインを使ってのインジケーターの固定を有/無効にします。このオプションが選択されると「スケールパーセント」と「スケール値」フィールドがアクティブになり、固定されるインジケーターの値が指定されます。値が設定されると、インジケーターウィンドウに線が追加され、垂直方向の軸にインジケーター値を固定することができます。
- 最小値の固定 — インジケーターサブウィンドウで垂直方向の軸の最小値の固定を有/無効にします。このオプションは、有効にされた場合、対応する値を入力するためのフィールドをアクティブにします。
- 最大値の固定 — インジケーターサブウィンドウで垂直方向の軸の最大値の固定を有/無効にします。このオプションは、有効にされた場合、対応する値を入力するためのフィールドをアクティブにします。
>> 全てのMT4インジケーターを見る
MT5分析オブジェクト
トレンドの識別、チャンネルのプロット、サイクル及び支持/抵抗レベルの定義を含む多くのタスクは、分析オブジェクトを使用して解決することができます。取引プラットフォームは46の分析ツールを用意しています。幾何学的形状、チャンネル、ギャン、フィボナッチとエリオットツールなどが含まれます。テクニカルインジケーターと違い、グラフィックオブジェクトは手動でプロットされます。
分析オブジェクトの種類
取引プラットフォームには46の分析オブジェクトが用意されています。それらは次のカテゴリに分かれます。
- ライン — 価格チャートとインジケーターに追加される様々なライン(トレンドライン、水平線、 サイクルラインなど)
- チャネル — 価格チャートとインジケーターに追加される様々なチャネル(等距離、回帰チャネルなど)
- ギャンツール — WDギャンが開発した技術的な分析ツールのセット
- フィボナッチツール — L フィボナッチによる数値配列に基づいて作成された技術的な分析ツールのセット(リトレースメントとエクスパンション)
- エリオットツール — RNエリオットの波動理論に基づいたテクニカル分析ツールのセット
- 図形 — 価格チャートのさまざまな領域をマークする幾何学的形状(正方形、三角持ち合い、楕円)
- 矢印 — チャートの中で最も重要なポイントをマークするためのシンボル(矢印、チェック、ストップサイン)
- グラフィックオブジェクト — 様々なグラフィカルオブジェクト(テキスト、テキストラベル、ボタンなど)
オブジェクトは表示項目の追加メニューとライン等ツールバーでカテゴリに分けられています。
チャートへのオブジェクトの追加
オブジェクトを追加するには、表示項目の追加メニューかライン等ツールバーから選択します。
水平線と垂直線、矢印、ラベルなどの単純なオブジェクトは、一点を使用してプロットされています。オブジェクトを選択し、チャートでクリックすると、オブジェクトは即時追加されます。
チャンネル、ギャンとフィボナッチツールなどのトレンドに沿って構築されているより複雑なオブジェクトは、複数の制御点を持っています。これらは、チャートをクリックして開始点を追加し、マウスボタンを長押ししたまま、オブジェクトの方向と2番目の点を設定することによって追加されます。以下は等間隔のチャンネルを追加する例です。
一部のオブジェクトでは、複数のポイントを設定する必要があります。オブジェクトは、すべての必要な点が設定された後、初めてチャートに表示されます。 |
チャートでのオブジェクトの管理
作成されたオブジェクトは移動/変更できます。オブジェクトにクリックして選択します。選択されたオブジェクトのスクエアマーカーまたはフレームが表示されます。マーカーは、オブジェクトを移動し、その描画パラメータを変更するために使用されます。
例えば、フィボナッチファンの位置を変更するにはマウスの左ボタンでその中心マーカーをつかんでカーソルを移動します。端のマーカーのいずれかを移動すると、オブジェクトの描画パラメータが変更されます。
原則としてオブジェクトを移動するのに使われるのはその中心点です。
オブジェクトは、コンテクストメニューコマンドを使用してチャートから除去することができます。Backspace キーを使用して、順次、オブジェクトを削除することができます。削除されたオブジェクトは復元することができます。オブジェクトは復元するには、チャート設定メニューの「オブジェクトー削除の取り消し」をクリックするか、Ctrl+Zを押します。
オブジェクト操作の機能
- プラットフォームではさまざまなオブジェクトのコピーを即時作成することができます。オブジェクトを選択し、 Ctrlを長押しして中央マーカーでオブジェクトを移動します。
- オブジェクトのグループを移動するには、それらを選択し、Alt キーを長押しながらそれらのいずれかの点をドラッグします。
- プラットフォーム設定で「ワンクリックで選択」を有効にすると、オブジェクトはダブルクリックでなくシングルクリックで選択できます。
- オブジェクトの磁力感応度はプラットフォーム設定で設定できます。バーの価格のいずれか(始終高安)から「磁力感応度」に指定した距離内の領域にポイントを移動するとは、ポイントは自動的にこの価格レベルに移動させられます。この機能は、チャート上のオブジェクトの便利な位置決めを可能にします。
オブジェクトプロパティの変更の方法
追加されたオブジェクトのパラメータは変更可能です。オブジェクトをオブジェクト表示リストウィンドウで選択し「編集」をクリックするかチャート上のオブジェクトのコンテクストメニューで「プロパティ」を選択します。
オブジェクトの管理にはコンテクストメニューを使用します。
- プロパティ — 選択されたオブジェクトのプロパティを開きます。
- オブジェクト表示リスト — チャート上のオブジェクトの管理にはオブジェクト表示リストを開きます。
- 削除 — 選択されたオブジェクトを削除します。
- すべての矢印を削除 — 矢印グループに属する全ての矢印を削除します。
- 選択したすべてを削除 — 選択したすべてのオブジェクトを削除します。
- すべて非選択にする — チャートのオブジェクトを全て非選択にします。
- 非選択にする — 選択されたオブジェクトを非選択にします。
- 削除の取り消し — 最後に削除したオブジェクトを復元します。
オブジェクトの外観のカスタマイズの方法
取引プラットフォームではオブジェクトの外観のカスタマイズが利用できます。オブジェクトの適応時にパラメータを設定することも後に変更することも可能です。オブジェクトの外観は「共用」タブで調整されます。
線の色、幅、スタイルは「スタイル」フィールドに設定されています。他の一般的なオブジェクトパラメータはここで設定できます。
- 名前 — 自動的に設定される一つのチャート内のオブジェクトの一意の名前。フィールドに名前を書き込むことによって変更可能です。このような名前は、数多くのオブジェクトから同じ種類のオブジェクトを見つけることを容易にします。
- 説明 — オブジェクトを識別するのに役立つオブジェクトの説明。説明は「オブジェクトの説明を表示」オプションがチャート設定で有効な場合にチャートに表示されます。
オブジェクト表示設定
異なる時間足(時間足)でのオブジェクトの表示は「表示選択」タブで変更することができます。
オブジェクトは選択された時間足のみで表示されます。これはオブジェクトが特定の時間足で使用するために設計されている場合に有用であり得ます。「すべての時間足」フィールドが選択されると、オブジェクトは全ての時間足で表示されます。
「レベル」タブはフィボナッチツールとアンドリューズピッチフォークのみで使用されます。オブジェクトレベルのリストは、ここで表として用意されています。
レベル値は変更または削除できます(「削除」ボタン)。新しいレベルは「追加」ボタンをクリックして追加されます。「デフォルト」ボタンは初期値を設定します。オブジェクトの色、幅、スタイルは「スタイル」フィールドに設定されています。
オブジェクト描画のパラメータ
オブジェクト描画のパラメータは「共用」タブで調整されます。
パラメータには下記が含まれます。
- オブジェクトを背景として表示 — オブジェクトをチャートの背後に背景として描画します。このオプションは、(フィボナッチチャンネルを除く)形状やチャンネルのようなオブジェクトを塗りつぶす色を設定します。
- 選択を無効化 — オブジェクトの選択を無効にします。これは「ボタン」、「入力フィールド」、「グラフィックレベル」のコントロールオブジェクトに意図されます。このオプションは、同様に、ボタンやグラフィックラベルの状態を変更する入力フィールドに値を入力することができます。
オブジェクトの制御点の座標は、「パラメータ」タブで変更することができます。時間足は「日付」フィールドで設定されます。垂直軸に沿っての値の座標は「値」フィールドに入力されます。オブジェクトは、1つから3つの座標を持つことができます。
いくつかのオブジェクトでは、追加オプションは、「パラメータ」タブで使用できます。
- 角度 —度における反時計回りのオブジェクトの傾き角度
- スケール — オブジェクトの軸の垂直の単位(ピップ)と水平(バー)との比率通常、水平(時間)軸の単位の画素数は縦(価格)の軸とは異なります。スケール1:1はそれらを同じ値に設定します。この設定を個々のオブジェクトで変更すると、比が変更されます。
- 矢印タイプ — オブジェクトのコード
- 右/左に延長 — トレンドラインの指定された方向への延長
- アンカー — アンカーポイントとなるオブジェクトの辺や角の1つ
- X軸距離 — 時間足に沿ってのチャートウィンドウのアンカーコーナーからラベルまでの距離(ピクセル単位)
- Y 軸距離 — 価格軸に沿ってのチャートウィンドウのアンカーコーナーからラベルまでの距離(ピクセル単位)
オブジェクトパラメータの完全なリストは、オブジェクト記述のセクションで利用可能です。 |
オブジェクトの描画に影響するプラットフォーム設定
チャートセクションには取引プラットフォームは共用のオブジェクト描画設定があります。
- 作成後にプロパティを表示 — 全てのオブジェクトにはプロパティがあります。例えば、トレンドラインの太さと色、インジケーターのシグナル線の期間等です。ほとんどのトレーダーは、すべてのグラフィックオブジェクトの標準設定を使用しますが、場合によって個別にそれらを設定する必要があるかもしれません。「作成後にプロパティを表示」オプションはグラフィックオブジェクトとインジケーターのチャートへの適応後に自動的にプロパティウィンドウを開けます。
- ワンクリックで選択 — プラットフォーム内のグラフィックオブジェクトは、シングルまたはダブルクリックで選択することができます。このオプションは、オブジェクトの選択方法の切り替えを可能にします。それが有効になっている場合は、すべてのオブジェクトはシングルクリックで選択されます。オプションを無効にすると、すべてのオブジェクトはダブルクリックによって選択されます。
- 精細なタイムスケール — このオプションが無効になっている場合、オブジェクトは、グラフの横軸に沿ってバーにバインドされています。それを有効にする場合、オブジェクトをバーの間の任意の時点に配置することが可能です。
- 作成後に選択にする — オブジェクトは、手動でチャートに配置されます。オブジェクトは作成後に移動される必要があるかもしれません(例えば正確にトレンドラインを配置する場合などに)。このためには、初めにオブジェクトを選択する必要があります。このオプションによって、チャート上のオブジェクトを配置した直後に自動的に選択することができます。
- 磁力感応度 — プラットフォームはグラフィックオブジェクトの(中央の移動ポイントを除く)アンカーポイントを「ドッキング」することができます。「磁気感応度」フィールドでは、このオプションの感度をピクセル単位で定義することができます。例えば、10の値が指定されている場合、オブジェクトのアンカーポイントが最も近いバーの価格(OHLC)から10 pipsの距離に位置されている場合、オブジェクトは自動的にバーにドッキングされます。その点は、バーの幅の範囲内でなければなりません。このオプションを無効にするには、パラメータに0を設定します。
オブジェクトがM1以外の時間足でチャートに適応された場合、下記の磁気機能が現れます。 オブジェクトのポイントを価格の極値(OHLC)のいずれかに固定すると、極値が記録された特定の分が決定されます。オブジェクトのポイントはその分に固定され、オブジェクトプロパティに反映されます。この様な動作は、時間足を切り替える際のオブジェクトの適切な配置を維持を可能にします。 「精細なタイムスケール」オプションが更に有効になっている場合、この効果は、アンカーポイントが極端なポイントから離れて移動した時に観察することができます。この現象は、実際の極端な点がバーの極端なポイントに対応していない場合に表れます。 |
ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは、金融製品の相場に影響を与える可能性がある、様々な経済/産業指標のことです。
例えば、年次報告書のリリースでは、新規契約または規制法についてのニュースは会社の株式の価格に深刻な影響を与えることがあります。遅れをとらないには、常にこの情報を分析する必要があります。
金融ニュースを読むには
プラットフォームでは、国際的な報道機関からの金融ニュースを直接受け取ることができます。これによって、最新の情報を得て、適切な取引の意思決定を取ることが可能です。
ニュースは、ツールボックスウィンドウのニュースタブに表示されます。ニュースを読むには、タイトルをダブルクリックします。
ブローカーが異なるニュースを提供する理由
金融ニュースレターは、取引プラットフォームで受信することができます。ブローカーは、それぞれニュースの種類やプロバイダを選択します。
ニュース言語を設定する方法
取引プラットフォームでは、様々な言語での金融ニュースレターを受信することができます。言語のリストをするにはプラットフォーム設定で「オプション」をツールメニューでクリックして開きます。
「ニュースの言語」の「変更」フィールドをクリックして望まれた言語を選択します。初期設定は自動選択で、ニュースレターはプラットフォームのインターフェース言語によってフィルターされています。ニュースレターを受け取りたくない場合は、「ニュースを有効にする」のチェックを外します。
便宜のために、ニュースレターは、カテゴリに分類されています。「ニュース」タブのコンテクストメニューを開きます。ニュースカテゴリのサブメニューの「カスタマイズ」をクリックしてセットアップウィンドウを開きます。
ツリー状のリストで、取引プラットフォームに表示するニュースカテゴリを選択します。
利用可能なカテゴリの種類はブローカーによって選択されたデータプロバイダによって定義されています。 |
マクロ経済指標の監視の方法
プラットフォームには、ニュースに加えて経済指標カレンダーがあります。カレンダーには、米国、欧州連合、日本、英国、カナダ、オーストラリア、中国など、世界最大の15の経済に関する600以上のマクロ経済指標の発表が掲載されています。データは、公開情報からリアルタイムに収集されます。
マクロ経済指標は、算出された国の状態を表すパラメータです。マクロ経済指標は経済発展のレベルを特徴付けるものであり、経済成長または衰退のいずれかを示している可能性があります。マクロ経済指標の分析によって将来の価格変動を予測することができます。
インジケーターとイベントは[ツールボックス]ウィンドウの[経済カレンダー]タブで表示できます。
デフォルトでは、カレンダーには今週のイベントが表示され、過去および今後のイベントが含まれます。期間を切り替えるにはコンテキストメニューを使用します。前の週、今週、来週のイベント、および適切な月のイベントにアクセスできます。ウェブバージョンではより長い期間の履歴が使用できます。
すべてのインジケーターには、発表日時と優先度に加えて、現在値、予測値、以前の値が表示されます。インジケーターが発表されるとすぐに現在値が表示されます。現在値が予測された値よりも低い場合、インジケーターは赤で強調表示されます。現在値がより高い場合、インジケーターは青で表示されます。
詳細なイベントの説明またはその値の履歴をグラフまたは表として表示するには、その名前をダブルクリックします。
検索を容易にするには、コンテキストメニューを使用してリスト内のイベントを絞り込みます。
- 優先度
- インジケーター発行国の通貨
- インジケーター発行国
カレンダーのモバイル版をダウンロード |
経済指標カレンダーは、iOSとAndroidを搭載したモバイルデバイス用の個別のTradaysアプリケーションとして利用できます。 モバイル版には、本格的な運用のための機能一式とその他の多数の機能が備わっています。 米国、英国、欧州連合、日本、カナダ、オーストラリア、中国などの世界最大の経済に関連する600以上のイベント 詳細なイベントの説明 表やチャートの形式でインジケーター値の履歴にアクセス インジケーターが関連している優先度と国による絞り込み 数回のクリックでイベント通知を作成する機能 |
マクロ経済指標の種類
マクロ経済指標は、それらが公開されている国に基づいて分類されます。最も人気のあるインジケーターの詳細な説明はさらなるトピックの中でお読みください。
- 米国マクロ経済指標
- EU マクロ経済指標
- 英国マクロ経済指標
- 日本のマクロ経済指標
- ドイツのマクロ経済指標
- スイスのマクロ経済指標
- オーストラリアのマクロ経済指標
- カナダのマクロ経済指標
- 中国のマクロ経済指標
- ニュージーランドのマクロ経済指標
マクロ経済指標をチャート上に表示する方法
マクロ経済的なイベントに関する情報は、対応する通貨ペアのチャート上に表示することができます。これによって視覚的に通貨の様々なイベントの影響を評価することができます。
チャートにインジケーターを追加するにはカレンダーのコンテクストメニューの「すべてのイベントを追加」をクリックします
MT5アルゴリズム取引、自動売買ロボット
アルゴリズム取引または自動売買とは、特別な自動売買ロボットを使用して金融市場での売買をすることです。取引プラットフォームではこれらのプログラムはエキスパートアドバイザー または FXEA と呼ばれています。
自動売買ロボットは、あらかじめ設定されたアルゴリズムに基づいた価格分析を実施し、意思決定をし、結果として、市場で取引操作を実行します。
自動売買ロボットは金融取引で幅広く使用され、手動取引に対した自動化された取引の割合は絶えず成長しています。コンピュータプログラムには、様々な利点があります。
- 疲れない
- ストレスの影響を受けない
- あらかじめ選択されたアルゴリズムに厳密に従う
- 手早く市場変化に応答する
アルゴリズム取引の特別な分野には、高頻度取引(HFT)があります。名前が示すように、取引操作が高速かつ頻繁に行われます。取引プラットフォームには高頻度取引に必要なツールが用意されています。
- 高速で効率的な自動売買ロボットプログラム言語のMQL5
- 注文はプラットフォームから送信され、最小遅延との取引サーバで処理される
- ネットワークの遅延を最小にするためにブローカーに近いバーチャルプラットフォームのレンタル
自動売買についてのすべてを理解するにはこのセクションをお読みください。
- エキスパートアドバイザーとカスタムインジケーター
- 自動売買ロボットとインジケーターの見つけ場所
- エキスパートアドバイザーやインジケーターの作成の方法
- ストラテジーテスト
- ストラテジーの最適化
MT5シグナル
「FXシグナル」はあなたの口座へプロトレーダーの 取引操作コピーを直接行う便利なサービスです。サービスに登録されたすべての口座には、詳細な統計情報と完全な取引履歴が設けられています。誰でも、自分の売買シグナルを売るためにプロバイダーになる事ができます。
シグナルサービスの操作には利点が多数あります。
- プロバイダと投資家の間で契約の締結は必要ありません。
- 取引操作のコピーは完全に自動です。あなたの参加は必須ではありません。
- シグナルプロバイダーと購読者の口座は異なるブローカーにあっても大丈夫です。
- 超高速データ交換プロトコルが大幅に購読者の口座での注文実行遅延を低減します。
- データ伝送は確実に安全です。
- 購読料は固定されており、追加手数料はかかりません。
シグナルサービスを使うには、有効なMQL5.communityアカウントがプラットフォーム設定で指定される必要があります。アカウントがない場合、登録します。
24/7の取引コピーを保証するにはプラットフォーム内から直接バーチャルサーバを簡単にレンタルできます。 |
マーケット
マーケット は取引プラットフォームの最大の自動売買ロボットとインジケーターのストアです。ここでは様々な取引アプリケーションが購入もしくは無償ダウンロードできます。自動売買ロボットとインジケーターは購入前にテストできます。
マーケットのアプリケーションはレンタルも可能で、フル機能の製品を限られた有効期間を持ってより低いコストで受け取ることができます。
プロのトレーダーやプログラマーであればマーケットで製品を提供する事もできます。何百万人のトレーダーの聴衆にアクセスし、支払いやライセンスを心配する必要はありません。支払いはMQL5.community支払いシステムを介して転送され、製品は暗号化されて買い手のコンピュータに縛られています。
マーケットはよく発達した製品のろ過や仕分けシステムを備えています。各製品には詳細な説明及びスクリーンショットが伴います。自動売買ロボットとインジケーターにはデモバージョンがあります。
自動売買ロボットやインジケーターは購入前にテストすることをお勧めします。これは製品が合っているかどうかを確認する簡単な操作です。
トレーダーはマーケットで数千の自動売買ロボット、インジケーター、金融雑誌や書籍を見つけることができます。それらはプラットフォームから直接購入できます。
製品はMQL5.communityアカウントまたはコンピュータに接続されて常に使用できます。アップデート通知、レンタルの更新、以前に購入した製品のダウンロードはいつでも可能です。
バーチャルホスティング
バーチャルホスティングは、取引プラットフォームのラウンド・クロック動作を提供するサービスです。それは次の場合に必要になることがあります。
- トレーダーが自分で自動売買ロボットを開発した、またはプログラマーから;
- トレーダーがエキスパートアドバイザーをマーケットで購入した
- トレーダーがシグナルに購読した
これらのすべての場合、取引サーバときれない電源への接続が常時必要です。自宅の PCを使用することは常に可能でも便利でもありません。
すべてのトレーダーのための便利で高速なソリューションがあります。取引プラットフォームからは直接取引アカウントのバーチャルサーバがレンタルできます。
サードパーティの会社から通常のVDSやFXVPSを借りるのとは異なり、ブローカーに最も近いサーバを選択し、取引サーバにプラットフォームからの注文を送信する際にネットワークの遅延を最小限に抑えることができます。
サービス料の支払いは MQL5.communityで便利に行えます。アカウントがない場合は登録しますこのアカウントはプラットフォーム設定で指定されるべきです。